元キンプリ3人「新グループ結成」で思い出される「5人組アイドル3：2になる」の法則 SMAP、東方神起も
新グループ「Number_i」を結成した岸優太
ジャニーズ事務所を退所した元King＆Prince（キンプリ）の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人が、新グループ「Number_i」を結成することが、10月15日、彼らの所属するエンターテインメント会社「TOBE」のYouTube生配信で明かされた。
グループが2つに分裂した形となったが、男性アイドルの間では、偶然にも「5人組グループが3：2に分かれ、2人が事務所残留、3人が退社」という例が続いている。
キンプリは2022年11月4日に、2023年5月22日をもって3人が脱退することが発表され、同日で平野と神宮寺はジャニーズ事務所も退所。岸は主演映画『Gメン』などの都合から、9月30日をもって退所して、今回、3人での新グループ結成となった。
キンプリは永瀬廉、郄橋海人の2人で活動を継続しており、すでに2人体制初のシングル『なにもの』、アルバム『ピース』も発売している。
また、SMAPはデビュー25周年を迎えた2016年8月13日に、同年12月31日をもっての解散が発表された。解散後も全員、ソロタレントとしてジャニーズ事務所に籍を置いていたが、2017年9月8日に稲垣、草磲、香取の3人が退所。3人で「新しい地図」を名乗り、配信シングルのリリースやライブ活動もおこなっている。
事務所には中居正広、木村拓哉が残ったが、中居が2020年3月31日をもって退所。現在は、木村のみがジャニーズ事務所に所属している。
じつは、この2組はデビュー時には6人組だったが、SMAPは森且行、キンプリは岩橋玄樹と、それぞれ1名ずつが先に脱退してから、解散して3人と2人に分かれた点も共通している。
また、韓国でも同じように5人組が分裂したことがあった。5人グループだった東方神起は、日本でも『NHK紅白歌合戦』出場を果たすなど、人気を誇ったが、2009年にジェジュン、ジュンス、ユチョンの3人が、所属事務所に対する専属契約効力停止の訴訟を起こし、活動を休止。
事務所に残ったユンホ、チャンミンの2人で東方神起を継続。事務所を離籍した3人は2010年4月より「JYJ」として活動したが、現在はソロ活動に移行している。
日韓で起きた「5人組の3：2の法則」に、SNSではさまざまな意見が寄せられている。
《キンプリまるでSMAPだなぁ そういえば SMAPの時はまるで東方神起って言われてたな（笑）》
《キンプリ、SMAPや東方神起と同じになっちゃったなあ。でも抜けた3人でグループ作る辺り、これからの意志の強さを感じる。しょうくん岸くんじんくんがんばれ！》
《SMAPで辞めた3人をアホと言ったタッキーが、キンプリでは3人を引き抜くんだから人生何が起こるか分からんね》
ほかにも、ジャニーズ事務所で5人組と言えば、TOKIOは現在は城島茂、国分太一、松岡昌宏の3人となり、このほど「株式会社TOKIO」として、ジャニーズ事務所から資本的にも独立。また、2018年に山口達也、2020年に長瀬智也が脱退している。
また、Sexy Zoneは5人組として結成も、2014年には中島健人、菊池風磨、佐藤勝利の3人組と、松島聡率いる「Sexy 松（Show）」、マリウス葉率いる「Sexy Boyz」に分裂したこともあったが、2016年に再び、5人組に戻り、マリウスは2022年に卒業している。
A.B.C-Zは5人組だが、河合郁人が2023年12月21日で脱退、嵐は2020年の年末をもって、グループとしては活動を休止している。
それぞれの事情はあれど、ファンを悲しませる結末は迎えてほしくないものだ。
