和田アキ子も感涙!幼い我が子を想う句でスタジオ中を感動させたのは...あの芸人!
9月7日放送の「プレバト!!」俳句査定のお題は“エレベーター”。前回出演時に才能ナシ最下位だったあの芸人が親心あふれる傑作を詠み、才能アリ経験者の和田アキ子をはじめスタジオ中を感動の渦に巻き込んだ。一方、夏井いつき先生に破門された過去を持つ勝村政信は、初めての特待生昇格試験に挑戦!
■和田アキ子の句に梅沢富美男も「素晴らしい」
和田アキ子は今回が8回目の俳句挑戦。最近は才能アリを2回とっているものの、今回も査定前から「涙出そう」と不安顔。だが、詠んだ句は自身の経験と秋の美しい季語を掛け合わせた良作だった。
★才能アリ2位 70点
NHKホール迫(せ)り上がる良夜 和田アキ子
「私、今ラスト・ホール・ツアーで頭がいっぱいで。10月から始まるので、秋っていうとそれしか頭にないんです。エレベーター(舞台のせり)で上がるのと一緒に気持ちもせり上がっていく、という思いを込めて」
涙で声を詰まらせながら語る和田に、特別永世名人の梅沢富美男も「素晴らしい俳句ですよ」と感嘆。夏井先生も「"NHKホール"で映像が確保できます。固有名詞を上手に活かしたタイプの句ですね」と高評価で、「満月を表す季語"良夜"が自分をスポットライトのように照らしている、そんな感覚で舞台をせり上がっていく。難しい季語をよく扱ったと思います」と添削もナシ。夏井先生の絶賛ぶりに、和田は「よかった!」とホッとした表情を見せていた。
■5歳の我が子へ...トレエン斎藤が見せた"父の顔"
そんな和田の作品を上回る才能アリ1位を勝ち取ったのは、トレンディエンジェル斎藤司。今年5歳になる愛娘との日常の一コマを素直に詠んだ。
★才能アリ1位 72点
小さな手2階ボタンに届く秋 斎藤司
「娘が5歳になって、昔はエレベーターの外の『上がる』『降りる』ボタンも押せなかったのが、中に入って2階ボタンまでも押せるようになったのを見た時に、グッと成長を感じた...という句です」
愛娘への優しい眼差しを感じる句に、和田も「ほっこりしますね...また泣きそうです」と感じ入った様子。スタジオからも感動の声が上がった。
夏井先生も「春の間、夏の間は手が届かなかったけれど、秋になってすっと背が伸びたかもしれない。子どもの成長を喜ぶ親の思いがゆったりと描けていて、季語も主役に立っている。なんとあたたかい、ほんのりしたいい句だろう」とべた褒めで、直しもナシ。最後は「主役があなただったことに、ただ驚いているだけです」と茶目っ気たっぷりに斎藤をイジり、スタジオを沸かせていた。
■劣等生・勝村政信に夏井先生「ひどいこといっぱい言ったけど...」
1ランク上の査定で初めての昇格に臨んだのは、先日ついに特待生5級に昇格した勝村政信。
★現状維持
この階で降りればいいのか鬼灯(ほおずき)め 勝村政信
「ほおずきっていうのは死者の魂を導く提灯って言われていまして。エレベーターも人生に掛けることがあったりして、"自分の意思では降りる場所がわからないけれど、勝手にほおずきの明かりがついて、そこで降ろされて新しい人生を切り開なきゃいけないのかな"、そんな気持ちを俳句にしました」
なんと幻想的な世界観。査定結果は「現状維持」だったものの、夏井先生も「得も言われぬ不思議な世界を描こうとしている魅力はすごくありました。上質なお芝居の1シーンのような感じもして、いいなぁと思っているのが正直なところ」と好感触。
「言いたい世界が言葉として補強されていない」とし、"この階で降りるか鬼灯を灯して"にさらりと添削したものの、「今まで破門したり、ひどいこといっぱい言ってきたけど、初めて何かやってくれるかもしれない、というほのかな期待を持ち始めました」と、元劣等生・勝村にエールを送った。
◇
9月7日放送回はTVerでチェック※9月14日(木)18時59分まで
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!
才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送