旅行関係者らを従えて日本航空を訪問した周春米屏東県長（手前中央）＝屏東県政府提供

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（屏東中央社）訪日した南部・屏東県の周春米（しゅうしゅんまい）県長は12日、県政府や旅行業界の関係者らと日本航空を訪れ、台日観光交流の強化のため、高雄（小港）空港（同・高雄市）と日本を結ぶ航空路線の再開を求めた。

日航は新型コロナウイルスの影響を受け、2021年7月に高雄―東京（成田）線を運休。現在も再開されていない。

交通部（交通省）観光局の統計によると、新型コロナの水際対策緩和以降、訪台日本人旅行者数は今年7月に延べ約7万1千人まで回復したという。周氏は、現在日航は台北松山空港（北部・台北市）と桃園国際空港（同・桃園市）を結ぶ路線しか運航していないと指摘。南部の利便性向上のため、高雄線の運航再開を検討してもらいたいと語った。

また県交通旅遊処は、11月5日には県内の墾丁地区で日航とマラソン大会を共催するとして、日本人に参加してもらい、台湾南部の情熱を感じてほしいと期待を寄せている。

周氏はこの日、東京都足立区役所も訪問。関係者らに県内の観光スポットや文化を紹介し、来訪を呼びかけた。

（李卉婷／編集：齊藤啓介）