Netflix『ONE PIECE』実写化、原作・尾田栄一郎氏の言葉は「最悪の事態も考えられます」からどう変遷したのか CM映像2種を公開
8月31日(木)に世界独占配信されるNetflixのオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』から、CM映像「実写『ONE PIECE』航海の記録」2種がYouTubeで公開された。
『ONE PIECE』は、尾田栄一郎氏によるコミック。伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝”=ワンピースを巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が繰り広げる冒険を描いた作品だ。1997 年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートし、コミックスの全世界累計発行部数は4億9,000万部を突破している。
Netflixの実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』では、モンキー・D・ルフィをイニャキ・ゴドイ、ロロノア・ゾロを新田真剣佑、ナミをエミリー・ラッド、ウソップをジェイコブ・ロメロ・ギブソン、サンジをタズ・スカイラーが演じるほか、コビー役でモーガン・デイヴィス、アルビダ役でイリア・イソレリス・パウリーノ、ヘルメッポ役でエイダン・スコット、モーガン役でラングレー・カークウッド、バギー役でジェフ・ワード、カヤ役でセレスト・ルーツ、クラハドール役でアレクサンダー・マニアティス、ゼフ役でクレイグ・フェアブラス、ミホーク役でスティーヴン・ウォード、ノジコ役でチオマ・ウメアラ、アーロン役でマッキンリー・ベルチャー、ガープ役でヴィンセント・リーガン、シャンクス役でピーター・ガディオットが出演する。
大海賊時代に、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーの遺した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。そんな中、偉大なる海賊・赤髪のシャンクス(ピーター・ガディオット)に憧れる少年・ルフィ(コルトン・オソリオ)は、シャンクスと海での再会を約束する。それから数年後、成長したルフィ(イニャキ・ゴドイ)は揺るがぬ夢を抱えたまま、「海賊王におれはなる!!!!」と高らかに宣言し、海賊王を目指して大いなる旅に出る。予測不能な冒険の中で、ルフィはゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)、サンジ(タズ・スカイラー)ら信頼できる仲間たちと出会うことに。彼らは“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を目指し、大海原に冒険に繰り出す。
公開された映像は、原作とエグゼクティブ・プロデューサーを務める尾田栄一郎氏とNetflixが“実写化”を実現していく上での対話中の言葉を収めたもの。8月25日(金)より、CMとして順次オンエアされるという。
制作の開始当初、「実写化の歴史を塗り替えたい。(企画着工時)」、「ゴールは2つ。ファンの期待を裏切らないこと。まだONE PIECEを知らない人々に、愛してもらうこと。(企画着工時)」と掲げるNetflixに対し、尾田氏は「最悪の事態も考えられます」「面白くないものを、面白いとは言えない」「とてもいいが、まだやれる」「僕はファンとの信頼関係がある。だから、絶対に嘘をつけない」などと考えていたことが明らかに。Netflix側も「キャスティングは見た目が似ているかどうか以上に大切な要素がたくさんあります」、「実写化は再現ではありません。表現です」と考えを明かしている。
また、その後は尾田氏が本編初号を観て、「想像の何倍も素晴らしい」、「画面の隅々に散りばめられたONE PIECE愛をとても嬉しく思います」「とてもいいが、まだやれる」「かつてない大ヒットしか目指したくありません」などとコメント。Netflix側も制作途中で「我々もまだまだ満足していない」などと語るなど、7年間にわたったという対話の変遷が明らかになっている。
なお、8月16日(水)から8月22日(火)まで、渋谷駅・ハチ公前広場(センターシート/シブハチヒットビジョン)や東口地下広場(B1F東棟連絡通路壁面シートなど)に、尾田栄氏がプロジェクト実現化の過程でNetflixへ宛てた言葉が綴られた特別広告として掲出予定。Netflixから尾田氏への言葉は、8月24日(木)から8月31日(金)の期間に掲出される予定だ。
Netflixシリーズ『ONE PIECE』は2023年8月31日(木)世界独占配信。