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5月25日の「プレバト!!」俳句査定では、4年ぶり登場の挑戦者が夏井先生も絶賛の名句を詠み、今年最高点をたたき出す波乱が巻き起こった。特別永世名人・梅沢富美男も「さすがお勉強なさっている!」と一目置いた“最強”挑戦者とは!?

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■「そっちに座りたい」小籔が実力発揮!

俳句査定に臨んだのは小籔千豊、YOU、初登場の新内眞衣、そして4年ぶり参加の武井壮で、テーマは「鯖の弁当」。まずは「(名人席に座る)吉本の先輩・後輩を見て劣等感を感じるようになってきた。そっちに座りたい」という小籔が70点をたたき出し、才能アリ第2位の席に座った。

★才能アリ2位
汗水漬(あせみず)く大工かきこむ鯖弁当   小籔千豊

「鯖弁当と聞いて僕が一番おいしそうやなと思ったのが、炎天下で道を歩いている時に外で働いてはる方々がバーっとかき込んでいた鯖弁当。それを見て『食べたいな』と思ったので、こういうふうにさせていただきました」

夏井先生も「"汗"が主たる季語としてしっかり立っている。そして、"大工"という言葉で現場がはっきり見えてくるのもいい」と高評価。一方で、「"かきこむ"を漢字で書いたほうが勢いが出るかな。逆に"みずく"はひらがなのほうが、季語の"汗"が際立ってくる」と、さらりと添削。

<添削後>
汗みずく大工掻っ込む鯖弁当

夏井先生の「こういう配慮ができると特待生ももう見えてきますよ」という力強いエールを受け、小籔は「先生!待っててください!」と、さらなる成長を誓った。

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■高得点の武井壮に夏井先生「巧い」連発!

YOUが凡人判定、新内は屈辱の才能ナシ判定を受ける中、会心作を持参したのが4年ぶりに俳句査定に臨んだ武井だった。

普段から勉強していて4年前には4回連続で才能アリを獲得しているとあって、素地は十分。本人は「緊張して楽屋の弁当食べられなかった」と不安な表情も、作品は堂々たるものだった。

★才能アリ第1位 75点
鯖喰ふや係船柱(けいせんちゅう)の錆硬し   武井壮

「日本海にお仕事で行った時に、宿から鯖の弁当が出たことが実際にありまして。夏、そこにある係船柱が硬い錆がつくぐらい荒い海に揉まれているところで鯖の弁当を食べて、少し安らぎを感じた、という句です」

75点は今年の番組最高点。梅沢は「いい句ですね。75点もらう句ですよ」と頷き、夏井先生も「とてもしっかりとした句でしたね。"係船柱"の一言だけで、そこが港であること、働いている人がいること、全部わかります。カメラワークも巧いもんです」と絶賛の一句となった。

一番高い席でガッツポーズを決めた武井。浜田が「先生、75点ってことは、特待生はどうですか?」と尋ねると、夏井先生は「もう一回これくらいの持ってきてくれない?そしたら『特待生4級から行け!』くらい言うかもしれません」と、武井のさらなる活躍に期待を寄せた。

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■"村上節"復活に夏井先生「ポンチ村上が帰ってきた」

「永世名人のお手本」では、フルーツポンチ村上健志が事務所の先輩・小藪の前で"お手本"を披露。ここ3回連続ボツの村上だが、「浜田杯」で2位を獲得し、手ごたえをつかんだ様子。久々の掲載決定に期待がかかった。

★掲載決定!句集完成まであと21句
薄暑のシンク鯖缶の蓋の反り   村上健志

「シンクに空の鯖缶が置いてあるっていうだけの光景なんですが、なんかそれだけで...どうですか。ここに描かれてない余白を埋めたくなるような旅を皆さんにしてほしいなと」

具体的な描写に徹し、その光景に込められた思いを想像させる余白を残した一句に、夏井先生も「ポンチ村上がやっと帰ってきた」と嬉しそう。小藪の前で永世名人としての面目も保ち、村上はカメラの前で歓喜のポーズ!

次回、6月1日(木)の「プレバト!!」は...水彩画&俳句!
俳句のお題は「雨の日のカフェ」

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/