今年４月、園児が抜け出し川で亡くなった広島市西区の保育園で、園児が抜け出せないように、園を囲むフェンスが完成しました。

金尾真弓記者

「完成したフェンスは、高さが約１８０ｃｍで、園児が抜け出すような隙間は完全になくなったということです。」

新たなフェンスの設置は、今年１０月から行われていました。

この問題を調査していた検討委員会の報告書によると、園児が保育園を抜け出した可能性があるのは植え込みの隙間など４カ所あり、施設面に問題があったことが指摘されました。

このため、他の園でも１５０ｃｍ程度のフェンスを設置するよう広島市に提言しました。

広島市こども未来局・山越重範次長

「園児が外に出ることができないよう応急措置、防球ネットなど応急措置をしていますので、そこは順次フェンスの設置ということを取り組んでいきたい。」

新たにフェンスの設置が必要な保育園は、広島市内に１０園あり、広島市は来年度予算を確保する方針です。