「文化祭で女子に声かけられた話。」

ツイッター上に投稿されたそんなタイトルのマンガが話題になっている。

作者は、男子校での体験談を漫画にして発表している都内在住の漫画家・コンテくん(@conte_kun)さん。2022年11月26日に投稿した作品は、文化祭の模擬店で女子ウケを狙ったワッフルを販売していた時のことを描いている。

狙い通り、女性客がたくさん集まった! そしてそのうちの一人がコンテくんさんに声をかけてきた。

「君、かわいいね〜」

これはもしや、俗に言う「逆ナン」というやつでは!?

「これ私のメアド!」

女子高生は、コンテくんさんが持っていたペンを貸して欲しいと要求。「何だろう...」と思いながら待っていると、やがて女子高生は紙きれに何かを書いて手渡してきた。

「これ私のメアド!」

そう。女子高生は連絡先を伝えてきたのだ!

一部始終を見ていた周りの男子たちは「コンテくんが逆ナンされたー!」と大騒ぎ。

「あとで連絡してね〜」と言って颯爽と立ち去っていく女子生徒に、コンテくんさんも「なんだかかっこよくて...」と見惚れてしまっている様子。

これはいよいよ恋の始まりか、と思いきや。

「余裕に見えて緊張してたのかも」

なんと、肝心のメモは、ギャル文字なのか単純に字が汚いのか、文字が判別できなくて全く読めず。結局、彼女とは会えずじまいとなってしまったようだ。

なんとも切ないエンディングに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「ぅわーーーーーっ!オシイっつ!!」
「若い頃は、手書きのメアド→赤外線通信→mixiと徐々に連絡先の交換方法変わっていきましたね〜今となっては懐かしいです」
「わーー今ならインスタとかで繋がれるんでしょうね。余裕に見えて緊張してたのかもしれないですね...!」

ドキドキの展開に盛り上がる人や、青春時代を思い出して懐かしむ人たちの声が寄せられている。

まさか、あえて読みづらい字を書くことで、それを解読してまで自分に連絡をくれるほどの熱意がコンテくんさんにあるかどうかを試していたのだろうか。軽い気持ちで渡してきたように見えて、実はかなりの想いが込められていたのかもしれない。(ライター:Met)