新型エクストレイル(画像: 日産自動車の発表資料より)

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 日産自動車は20日、SUV「エクストレイル」をフルモデルチェンジし、7月25日に発売すると発表した。価格は、319万8,800円〜449万9,000円(消費税込)。

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■新型エクストレイルの概要

 4代目として発売されるエクストレイルは、すでに米国日産で発表されている「ローグ」と同車種。それゆえにボディサイズが大きくなることは避けられず、全長4660mm、全幅1840mm、全高1720mmとなる。

 パワーユニットは発電用エンジンとしてVCターボ(型式:KR15DDT)、フロントモーターには第2世代e-POWERとなるBM46を採用。4WDで装備されるリヤモーターはMM48となり、電動駆動4輪制御技術e-4ORCEも新たに搭載する。シーンを選ばずさまざまな路面で力を発揮する。

 なお、VCターボとe-POWERの組み合わせは世界初となり、力強さと静粛性を両立させている。

■エクステリア

 初代のエクストレイルといえば、無骨で角ばったイメージを持つが、モデルチェンジを行うごとに丸みを帯びてきた。

 新型エクストレイルは、丸みは持ちつつも多くのパーツごとにエッジが目立つようになり、どこでも走れそうなイメージに加え、上質感もキーワードとして挙げられている。またアリアより続いている日本伝統の切子パターンが採用されているのもポイントで、リヤコンビネーションランプに含まれている。

 ボディカラーは、日本市場では初めてカーディナルレッドを導入。その他ステルスグレーなど2トーン5種類、モノトーン7種類の計12色から選択可能だ。

■インテリア

 近年の新型車は、メーター、オーディオ、テレマティクス関係が重要となってきているが、エクストレイルのメーターは、12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイを採用。オーディオは12.3インチのNissanConnectナビゲーションシステムを採用し、Amazon Alexaも搭載。ヘッドアップディスプレイもグレード別となるが装備されており、10.8インチの大型となっている。

 荷室容量は575Lとクラストップを確保し、9.5インチのゴルフバッグを横にして4つ収納できる。セカンドシートは4:2:4の分割シートでシーンに応じた使い分けに対応している。