日向坂46が約2年3ヶ月越しの初の東京ドーム公演を開催、10万人の観客にハッピーオーラを届ける
日向坂46が約2年3ヶ月越しの初の東京ドーム公演を開催、10万人の観客にハッピーオーラを届ける
さらに、楽曲をこの場で初披露。センターを小坂菜緒が務め、全員で緊張感のあるパフォーマンスを見せた。新曲リリースの情報さえも出されていなかった状況での楽曲披露は、東京ドームにふさわしいサプライズだった。
歌唱後は、初のパフォーマンスに緊張したとメンバーたちが語る中、最年少の上村ひなのが「改めて、みなさんの愛を感じました。大好き」とファンへの愛を伝えた。
そしてグループの歩みを歌ったセルフタイトル曲『日向坂』を歌うと、会場のペンライトがグループカラーの空色一色になる。ここでキャプテンの佐々木久美がグループを代表して、ファンへの感謝を伝える。「みなさんと3歳の誕生日を祝えられて、幸せです! これからも私たちは全力でのぼるだけなので、皆さんと一緒にのぼり続けていきたいと思います。みなさんのことが大好きです! これからもよろしくお願いします!」。
この日はさらにダブルアンコールも発生。再びメンバーたちが登場すると、やはり佐々木久美が最後の言葉を語った。「いろんなことありましたし、やっぱり東京ドームって特別な場所で、すごい楽しみにしていたんですけど。でもやっぱりうまくいかないなっていうこともすごくあって。でも、そういう思いをしてるのが、自分だけじゃないっていうのが、すごい心を強くしてくれるというか。メンバーももちろん、おひさまのみなさんも同じ気持ちでこういう空間を作り続けてくれるっていうことを、この約束の地でコンサートをすることで、より感じました。日向坂としては3周年、3歳なんですけど、ひらがなけやきとして活動させていただき、最初はひとりだったメンバーが、私たちが入って増えて、また二期生が入って増えて、増えるだけじゃなくてメンバーの卒業も経験して。そしてまた新しいメンバーが入ってきて。最初のひらがなけやきの頃から大事にしていることは、まだ私たちの心の中にあって。成長した部分もあるし変わらない部分もあるなって思います。でも日向坂46になってより思うのは、おひさまの存在って偉大だなってことで。私たちがこんなに大きすぎる夢を持って、実現できるのも、おひさまのみなさんが味方でいてくれるからで。そういうことを経験するたびに、夢を持っていていいんだなって思いました。加入した頃は、みんなで”私たちなんか”って言いながら活動してきたんですけど、その頃の自分たちに言いたいですね。こんなに素敵なおひさまがいるよってことを(ここで拍手が起きる)。信じて進んで……(涙ぐみながら)ほんとにありがとうございます。でもまだまだ私たちは3年目で、これから、叶えたいことも行きたいところもいっぱいあるし、約束の彼の地と歌い始めたときはここがゴールかなって思ったけど、今日ここがまた新たな出発の場所となりました。ここからまた新しい場所を目指して、みなさんと一緒に夢をかなえていきたいなと思います。これからも日向坂46をよろしくお願いします。(メンバーの方を向いて)新しい仲間も増えるしね。今オーディション中なんです、私たち。4期生が入ってくるので。もっと増えてね、パワーアップして、これからも最高の景色を見ていきたいと思います! それでは、みなさんの期待に答えまして、あの歌を最後にみんなで歌いたいと思います」。
そして『約束の卵』を歌い、最後はメンバー全員で「みなさん今日は本当に、ありがとうございました!」と地声で伝え、ステージを降りた。
2016年のグループ結成から6年、そして『約束の卵』を歌い始めてから4年。東京ドーム公演は、グループが目指すべき目標だった。2022年に入ってからも、オミクロン株の蔓延により三度開催が危ぶまれたが、直前になって客席制限が緩和。
波乱万丈だったグループの歴史にふさわしく、偶然にもコロナ禍で初のフルキャパシティでの東京ドーム公演を行なったアーティストとなった。
そして、グループの活動を総決算するだけではなく、アンコールでは新曲もサプライズ披露。佐々木久美が語るように、「ここがまた新たな出発の場所」だと感じさせるような、アグレッシブな上昇志向がそこかしこに見える内容だった。少しずつ階段をのぼってきたけやき坂46、そして日向坂46を応援してきたファンが一番見たかった”未来”を感じさせてくれたライブになったはずだ。
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