【おうちde英国ごはん】メープルシロップとヌテラをたっぷりと!英国風クレープ
英国風のクレープとは?
こんにちは、英国料理研究家の鈴木綾夏です。
英国では、メープルシロップ入りの生地のクレープがあるんです。日本ではあまり見かけませんよね。メープルシロップを入れた生地を30分以上置くと、もっちりとした食感になってとてもおいしいんですよ。
今回ご紹介するクレープは、そんなメープルシロップ入りの生地にたっぷりとヌテラを塗って、いちごを挟んだだけのシンプルなクレープです。おうちで作ると、好きな分だけヌテラを塗ることができちゃいます!
ロンドンに行ったときには必ず訪れるお気に入りのクレープ屋さん
ロンドン中心部から電車で約20分。古くから高級住宅地として知られるハムステッドにある、クレープの人気店「La Creperie De Hampstead(ラ・クレープリー・ド・ハムステッド)」。
オーダーを受けてからその場で焼き上げるクレープ生地は、厚めでほどよく弾力があり、表面はパリッと内側はモチモチ。バターやメープルシロップが染みこんだ生地は、甘い系にも塩系にもどんな味にも合う生地です。
バターシュガー味、ハニーシュガー、いちごバナナ、メープルくるみ、バナナヌテラ、塩系だとマッシュールガーリックチーズや、そこにほうれん草やハムを追加したりして、様々な味を楽しむことができます。
そしてヌテラをたっぷり塗ってくれるんです!
ハムステッドは私が英国内で初めて住んだ場所。そして、初めての外食がこのクレープ屋さんでした。クレープひとつ買うのにも、ドキドキしたのを覚えています。
個人的にも思い出がたくさん詰まっているお店で、ロンドンに行った際には必ず訪れるクレープ屋さんです。
ということで、今回はそのクレープ屋さんで食べた味をアレンジ再現してみましたので、早速作り方をご紹介します!
ヌテラを使った英国風 いちごクレープ
材料(約6個分)
※18cmのフライパンを使用
<クレープ生地>
【A】
・薄力粉……100g
・塩……ひとつまみ
・グラニュー糖……大さじ1
・卵……2個
・牛乳……140ml
・メープルシロップ……大さじ2
・溶かしバター(無塩)……30g
・いちご……1/2パック
・ヌテラ……お好み
・粉糖……適宜
・バター(一枚につき)……10g
下準備
・いちごはヘタを取り除き、縦2mm幅にスライスする。
・クレープ生地のAはふるっておく。
作り方
1. ボウルにAを入れて卵を加え、粉っぽさが無くなるまで泡立て器でよく混ぜ合わせる。
2. 全体が混ざったら牛乳を少しずつ加え、その都度よく混ぜ合わせる。
3. メープルシロップと溶かしバターを加え、よく混ぜ合わせる。ラップをかけ、冷蔵室で30分以上休ませる。
4. フライパンを中火で加熱し、温まったら濡れ布巾の上にフライパンをのせて、10秒ほど休ませる。
5. お玉1/2杯分の生地を流し入れ、フライパンを廻して生地を広げる。
生地の淵が乾いて浮いてきたらひっくり返し、両面焼いたらクレープ生地のできあがり。(目安片面2分、返して1分くらい)
6. 生地にヌテラをお好みで塗り(時計の位置で12時〜3時のあたりに)、スライスしたいちごを均等にのせる。
7. 四つ折りにして、器に盛り付け粉糖をトッピングして完成。
コクのあるしっとりとした甘〜い生地!
溶かしバターとメープルシロップを入れることによって、コクのあるしっとりした甘い生地に仕上げました!
ロンドンのクレープは生クリームが入っていないものも多いのですが、日本のクレープのように生クリームを挟んでももちろんおいしいです。
バナナやラズベリー、ブルーベリーやアーモンドなどのナッツをのせてもおいしい! ぜひお好みのフルーツなどをのせてお召し上がりください。
「ヌテラを使った英国風 いちごクレープ」に合わせたい1曲
私が「ヌテラを使った英国風 いちごクレープ」を食べながら聞きたい曲は、ジャマイカの人気急上昇中のアーティストであるコンシェンスの『Bruk Off Yuh Back』という曲です。
テンポも良いので、最近運転中にもよく聞いています。
Konshens - Bruk Off Yuh Back - YouTube