3年前中区で男性を殺害し現金を奪った強盗殺人などの罪に問われている男の初公判で、男は起訴内容を一部否認しました。

起訴状などによりますと住所不定の無職冨田幸誠被告(37)は2019年中区銀山町の住宅に侵入し、植松一広さん(当時86歳)を殺害。

現金およそ2万6千円などを奪った強盗殺人などの罪に問われています。

21日の初公判で冨田被告は「殺害し金品を盗もうとは思っていなかった。金を持って逃げていない」などと起訴内容を一部否認しました。

検察側は「遺体には複数の刺し傷があり強い殺意がうかがえる。金品目的で家に進入した」などと指摘。

弁護側は「被告は自殺しようと被害者の家の包丁を手にしたが、見つかり振り回した」などと主張しました。

判決は来月15日に言い渡される予定です。