あさりのうまみがじゅわ~!濃厚「和風クラムチャウダーリゾット」【冷食アレンジで絶品ごはん #2】
凍ったまま調理できる!和風クラムチャウダーリゾット
【冷食アレンジで神ワザ時短!レンチンで作る絶品ごはん】は、市販の冷凍食品をアレンジする絶品ご飯のレシピをお届けする連載企画です。レシピを教えていただいたのは、電子レンジ料理研究家であり、冷凍食品マイスターのタケムラダイさん。第2回目は「和風クラムチャウダーリゾット」の作り方を紹介します。
調理時間:10分
「テーブルマークから販売されている『あさりごはん』は、そのまま食べてもおいしいイチオシの冷食です。ゴロゴロ入ったあさりやたけのこの食感と、あさりのだしが染みこんだごはんで食べ応え抜群ですよ。
このあさりごはんが半端に余ってしまったとき、まったく別の料理としておいしく食べられたらと考えたのがきっかけで、リゾットにすることを思い付きました。
凍った状態のまま調理できるので、とにかく簡単ですばやく作れます。仕事中に小腹が空いたときにもよく食べているメニューです」
貝を使った料理は、砂抜きなどの下処理が面倒でなかなか手を出しにくい……という人も多いはず。リゾット自体も、火加減や水分量の調節がむずかしい料理です。
あさりがたっぷり入った冷凍ごはんを活用すれば、難易度の高いリゾットも電子レンジひとつでとっても簡単に作れます!
材料(1人分)
・テーブルマーク「あさりごはん」……150g
・牛乳……150cc
・粉チーズ……小さじ1杯
・小口ねぎ……適量
「トッピングの小ねぎは、あらかじめ小口切りにしておいてください。牛乳でコクを出すため、低脂肪乳や無脂肪乳ではない普通の牛乳を使うのがおすすめです」
作り方
1. 耐熱容器にあさりごはんと牛乳を入れる
凍った状態のあさりごはん150gと牛乳150ccを耐熱容器に入れます。
「あさりごはんと牛乳は同量が基本です。ただし、もったりした食感が好みなら牛乳を少なめ(100ccほど)に、水気の多いお粥のように食べたかったら多め(200ccほど)にしても良いですよ」
2. あさりごはんと牛乳をよく混ぜる
あさりごはん全体に牛乳が行き渡るよう、スプーンやヘラなどでよく混ぜます。
3. 電子レンジで加熱する
2回に分けて電子レンジで加熱します。まずは、容器にラップをかけずに電子レンジ600Wで2分30秒温めてください。
「ラップをかけずに加熱して牛乳の水分を飛ばすことで、濃厚な風味に仕上がります」
耐熱容器を一度電子レンジから取り出し、加熱ムラを予防するため、さっくりとかき混ぜます。2度目の加熱もラップはかけず、電子レンジ600Wで2分30秒加熱。全体に水っぽさがなくなったら完成です。
「合計で5分間温めましたが、ご家庭のレンジの出力や食感の好みによって、加熱時間を調節してみてください」
4. 粉チーズをかけて混ぜる
電子レンジから容器を取り出し、小さじ1杯ほどの粉チーズをかけて軽く混ぜます。
「レンジで加熱したあとに粉チーズをかけることで、チーズの風味がしっかり残ります。チーズ感を強めに仕上げたいなら、シュレッドチーズを混ぜ合わせてもOKです」
5. 皿に盛り付けて小口ねぎを散らす
リゾットを皿に盛り付け、あらかじめきざんでおいた小口ねぎを散らします。
「和風リゾットということで、万能ねぎで風味と彩りをプラスしました。洋風リゾットにアレンジするなら、ブラックペッパーとオリーブオイルが合いますよ」
あさりの旨みと牛乳のコクがすごい!絶品リゾット完成
牛乳のコクのなかに、あさりごはんに染みこんだ貝のだしがしっかりと感じられる本格派の味わいです。小腹が空いたときの間食にはもちろん、朝ごはんやお酒を飲んだあとのシメにも食べたくなる、やさしい味わいのひと品に仕上がりました。
「子どもにも大人気のレシピです。貝や和風の味付けが苦手な子どもも多いですが、牛乳を足してリゾットとすることで喜んで食べてくれるようになりますよ。
あさりごはんだけでなく、冷凍のチャーハンやカレーピラフでもリゾットにアレンジできます」
次回は「からあげ親子丼」
次回は「からあげ親子丼」のレシピをご紹介。冷凍食品の王様からあげが、なんと親子丼に大変身を遂げます!
ひとり分を作ろうと思うとなかなか面倒な親子丼。冷食と電子レンジで1人前の親子丼がパパっと作れるワザありレシピに乞うご期待!
文・取材/小原らいむ
撮影/植松 富志男(macaroni編集部)