台湾の軍人、1万人が基準値超え 国防部「肥満者には減量を指導」=資料写真

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(台北中央社)国軍の軍人のうち1万人以上が体格指数(BMI)で「肥満」とされる基準値を超えていると報じられたのを受け、国防部(国防省)の王信龍副部長(副大臣)は7日、「軍人の健康はわれわれの責任」だと述べ、肥満の可能性がある人に対して減量外来の受診を指導していくとした。

BMIは体重を身長の2乗で割った指数。BMI30は台湾の基準では「中度肥満」とされる。台湾メディアによると、国防部軍医局の最新の統計で、BMI30を超える軍人が1万人余りに達していることが分かった。国防部の2022年度予算書によると、士官、下士官、兵士の合計人数は約17万人。

王氏は立法院(国会)出席前に報道陣の取材に応じた。BMI基準値超えの問題について「把握している」と述べ、肥満の可能性がある軍人への指導については、以前から継続して行っていると説明した。

(范正祥/編集:名切千絵)