写真・時事通信

 気象庁は1月6日夕方ごろ、東京23区に「大雪警報」を発表。19時現在も雪が降り続き、積雪が10cm前後に達する恐れがあるという。

 東京23区に大雪警報が出されるのは、東京都心で23cmの積雪を観測した2018年1月以来。

 4年ぶりの大雪に、都心では交通事故やダイヤの乱れが多発するなど混乱の様子を見せているが、TwitterなどのSNSでは「#雪マウント」なるハッシュタグが生成され、日常的に積雪が発生している地域の住民からはこんな声が聞かれた。

《積雪10cmくらいで騒ぐ都民、車乗るなよ》

《アスファルトが見える間は「積もった」とは言わない》

《こっちは一日60cmとかザラですよ。》

 冷やかしのつもりかもしれないが、都心での積雪は、万全な準備がなされていないため大問題となる。多くの「雪マウント」が飛び交うなか、都内在住と思われる人からはネット上ではこんな嘆きが…。

《雪国に住んでるのか知らんけど雪マウント本当にうざい。こっちは除雪車も来ないし、坂も多い。備えも降る頻度も違うし、そもそもなんの自慢にもなってない》

 いっぽうで、積雪になれている住民からは、「マウント」だけでなくアドバイスも並ぶ。

《北海道住民です。雪マウントはスルーしていいから、これだけは聞いてほしい。ノーマルタイヤの車で積雪路面を走ることは絶対にやめてください!》

《明日の朝は、余裕を持って家を出ること。自分は東北に住んでたとき、何度もコケて大怪我した。くれぐれも気をつけて》

 国土交通省と気象庁は、積雪や路面の凍結によるスリップ事故などに警戒し、不要不急の外出は避けるよう呼びかけている。

 車などを運転する際は、くれぐれも事故を起こすことがないよう、スタッドレスタイヤに替えるなど、万全の備えを心がけたい。