Netflixシリーズ「地獄が呼んでいる」より
 - (C) Jung Jaegu / Netflix

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 Netflixで配信中の韓国ドラマ「地獄が呼んでいる」で、チン・ギョンフン刑事(ヤン・イクチュン)の娘ヒジョンを演じるイ・レの演技が「凄すぎて震えた」と注目を浴びている。

 「地獄が呼んでいる」は、この世のものではない何かが突如現れ、地獄行きを宣告した人間を残酷に焼き殺すスリラー。この不可解な超常現象を神の裁きだと主張する宗教団体・新真理会が台頭し始めるさまを描く。映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで知られるヨン・サンホ監督による新作ドラマで、日本でも「今日の総合TOP10」の1位になる大ヒットを記録している。

 そんな本作でイ・レが演じるのは、6年前の殺人事件で母を亡くし、刑事の父と2人で暮らす学生のヒジョン。当時頼まれていたお使いを忘れてしまったせいで母が死んだと自分を責めており、新真理会のリーダー、チョン・ジンス(ユ・アイン)の導きで、たった6年で出所した犯人に復讐を誓うという役どころだ。

 SNSで「娘役の15歳の女優さんの演技がすごかった」「うますぎる」「泣き笑いの表情が凄すぎて鳥肌立った」と絶賛されているのは、ヒジョン(イ・レ)が母を殺害した犯人に復讐を果たす場面。放たれた火によって焼かれ、苦しむ犯人を前に、大粒の涙を流しながら微笑むヒジョン。その表情には喜びや憎しみ、悲しみ、達成感など複雑に入り混じった感情が、わずか数秒の間に表れていた。

 圧巻の表現と演技力を見せたイ・レは、2006年3月12日生まれの15歳。映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』の超絶ドライブテクを持った少女ジュニ役でも知られている。(清水一)