「イカゲーム」英自治体が視聴禁止を要請 遊びを真似する子供が続出
イギリス東部の地方自治体が、Netflixドラマ「イカゲーム」の過激な遊びを真似する子供が相次いでいるとして、保護者にドラマの視聴禁止を要請した。The Guardian ほか各メディアが報じている。
Netflixオリジナルシリーズで過去最大のヒット作となった「イカゲーム」は、巨額の賞金を狙う大人たちが命をかけて子供の遊びで競い合うサバイバルゲーム。誰でも真似できる遊びが次々と登場する一方で、ゲームの敗者が射殺されたり、過度な暴力によって死亡するシーンなどバイオレンス描写も含まれている。
同サイトによると、英セントラル・ベッドフォードシャーにて、6歳前後の子供たちが学校で過激な遊びを真似するケースが続出。教育安全対策チームが、保護者に向けて「子供に『イカゲーム』を視聴させないことを強く要請します。ドラマはバイオレンス描写を盛り込んだ生々しい作品です」とメールを配信したという。
「イカゲーム」はTikTokやYouTubeなどで取り上げられることも多く、子供たちがNetflix以外で作品の内容を知ることが増えている。現在イギリスでは、教師が子供の視聴自粛を保護者に警告するケースが複数確認されている。(編集部・倉本拓弥)