レッドソックス・澤村拓一

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◆ 防御率は「13.50」から「7.71」に良化

 レッドソックスの澤村拓一投手(32)は現地時間22日(日本時間23日)、フロリダ州ポートシャーロットで行われたレイズ戦に救援登板。1回1安打1四球1三振の投球内容で、今春3度目の登板にして初めて無失点に抑えた。

 澤村は6点リードの5回から3番手として登板。イニング先頭の2番・アロザレナにいきなり三塁線を抜ける二塁打を打たれたが、続く3番・メドウズは高めのストレートで二飛、4番・ディアスは低めのスプリットで投ゴロと後続を許さず。5番・ブロッソーに際どいボールを見極められて四球を与えたものの、一二塁のピンチで迎えた6番・ロウはカウント2-2から低めにスプリットを落としてハーフスイングの空三振。ウィニングショットが決まりピンチを切り抜けた。

 過去2回の登板ではいずれも3四球と制球面の不安を露呈していたが、この日はスプリットを軸にレイズの中軸を相手に無失点ピッチング。二塁打だった先頭のアロザレナも2球でテンポよく追い込み、スプリットで打ち取ったかと思われた打球が三塁線ギリギリに飛んだ不運なものだった。大きく外れるボールもほとんどなく、開幕へ向けて前進を感じさせる1イニング・22球だった。