2017年のトニー賞授賞式でパフォーマンスを披露したベン・プラット
 - Theo Wargo / Getty Images for Tony Awards Productions

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 ブロードウェイで大ヒットしたミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」の映画化作品が、今年の9月24日に全米公開されることが決定したと、配給のユニバーサル・ピクチャーズが現地時間1月29日に発表した。

 オリジナル版は、2017年のトニー賞でミュージカル作品賞を含む6部門を獲得。映画版の製作は、映画『ラ・ラ・ランド』のマーク・プラットと『ドライヴ』のアダム・シーゲルが、自身の制作会社マーク・プラット・プロダクションズを通して担当する。脚本はミュージカルの原作を書いたスティーヴン・レヴェンソンが執筆し、『ワンダー 君は太陽』のスティーヴン・チョボスキーが監督を務めた。

 社交不安障害のある高校生エヴァン・ハンセンを主人公にしたストーリー。ある日、セラピストから毎日自分宛ての手紙を書くように言われたエヴァン。その手紙が、なぜか自殺したクラスメイト、コナーのポケットに入っていたことから物語が展開していく。

 キャストでは、舞台版ミュージカルで主演を務めたベン・プラットが続投し、その他に『バイス』のエイミー・アダムス、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアなどの演技派や、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のケイトリン・デヴァー、『ヘイト・ユー・ギブ』のアマンドラ・ステンバーグなどの注目の若手俳優が脇を固めている。

 同作は、キリスト教伝道番組の司会を務めていたジム・ベイカー&タミー・フェイ夫妻を描いた『ジ・アイズ・オブ・タミー・フェイ(原題) / The Eyes of Tammy Faye』と、テレビシリーズ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」の前日譚(たん)を描いた映画『ザ・メニ・セインツ・オブ・ニューアーク(原題) / The Many Saints of Newark』と全米同日公開になるため、興行収入の面でも熾烈な戦いを繰り広げそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki 編集部・倉本拓弥)