米NY州、コロナワクチンが底を突く 州知事

【AFP=時事】米ニューヨーク州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は22日、同州の新型コロナウイルスワクチンの在庫がほぼ底を突いたと明らかにした。ジョー・バイデン(Joe Biden)政権に対し、ワクチン提供のペースを加速するよう圧力が強まっている。
クオモ氏はツイッター(Twitter)で、「ニューヨーク州ではきょう、最初のワクチン割り当て分を使い切ってしまう。だが次の分は1週間かけて届く」と説明。「ワクチン提供者は、(ワクチンを)受け取れることが分かっている分だけの予約を取るべきだ。キャンセルは避けたい」と述べた。
米国で使用が認められた新型コロナワクチンは、ファイザー(Pfizer)とビオンテック(BioNTech)が共同開発したワクチンと、モデルナ(Moderna)のワクチンの2種しかない。これらのワクチンの生産能力はまだ限定的であることから、専門家の間ではバイデン政権がワクチン提供を加速させるのは困難だという見方が出ている。
【翻訳編集】AFPBB News
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