「この飲み物には、実はこんなにたくさんの糖分が含まれています!」

注意喚起を促す文言と共に、清涼飲料水の隣に角砂糖が積み上げられている――

皆さんは、そんな画像を見たことはないだろうか。

ふだん何気なく飲んでいるジュースにこんなに砂糖が入っていたとは......!と怖くなり、しばらく飲むのを控えてしまう人もいるかもしれない。

そんな人はつい騙されてしまうかもしれない、こんなユニークな画像がツイッターで話題となっている。


一瞬騙されそうになる(画像はトヨマネ@toyomaneさんより提供)

ミネラルウォーターとウーロン茶の横に積まれている角砂糖。咄嗟に、「えっミネラルウォーターって角砂糖6個分、ウーロン茶には15個分の砂糖が使用されているの!?」と驚いてしまう。

だが、よく考えればそんなはずはない。

天然水にも、ウーロン茶にも糖分は含まれていないのだ。

どこにもそんなことは書いていないのに、見慣れた構図のせいでつい勘違いをしてしまう――これはそんなユーモア溢れる画像である。

目薬や洗剤、にんにくチューブでも...

投稿したのは、ツイッターユーザーのトヨマネ(@toyomane)さん。

液体の横に適当な数の角砂糖を置けば、どんなものでも実際それだけの糖分が含まれているように見えるのでは、との思いで実験してみたとのこと。

水やお茶以外にも、生にんにくのチューブ、目薬や洗剤、漂白剤、胡椒に至っては液体ですらないが、そんな様々なボトル型容器の横に、角砂糖が積まれている。


調味料でも錯覚してしまう(画像はトヨマネ@toyomaneさんより提供)

確かに、どこにも「中に入っている」とは書いておらず、もはや飲食物ではないものもあるというのに、画像を見ると咄嗟に「こんなに糖分が!?」と身構えてしまう。

慣れとは恐ろしいものだ......。

この投稿にツイッターでは

「一瞬普通に騙されたw」
「たまに小さい角砂糖があるのがリアリティすごい」
「こう言う感性、好きだなぁ」

といった反応が寄せられている。

「特に意味はありません...!!」

それにしても、どんな経緯でこの実験(?)を思いついたのだろうか。

Jタウンネットは19日、投稿者のトヨマネさんを取材し、詳しい話を聞いた。


洗ったら甘くなりそう(画像はトヨマネ@toyomaneさんより提供)

「ここ最近、ダイエットのために食べるものに含まれる糖質の量を少し気にしていました。ある時、そういえばこういうのってよく角砂糖で表すよな...関係ないものの横に積んだらどう見えるかな、と思ったのがきっかけです」

と投稿の経緯を話すトヨマネさん。横に並べられた角砂糖の量については、「特に意味はありません...!!」とのこと。

「にんにくは風味が強いのと、ワイドハイターは量が多いので、横に積む角砂糖も多めにしてみました」

としていた。また、お気に入りの箇所を聞くと

「いくつかお声もいただいていますが、半分の角砂糖が混ざっているのが無駄にリアルでよかったなあと思っています」

とのことだった。

ちなみに、今回角砂糖を並べてみたものの中で唯一ダメだったのはブロッコリーだったそうだ。


「そういう現代アートになってしまった」(画像はトヨマネ@toyomaneさんより提供)

今回、この投稿が話題となったことについて、トヨマネさんは「たくさんの反響ありがとうございます......!!」とした上で、

「あらためて、角砂糖とそれぞれの液体(?)との間には全く関係がないので、勘違いなさらぬようお願いします!水もお茶も薬味もヘルシーですし、目薬や洗剤は飲めません...!!」

とコメント。そのうえで、

「紛らわしいことをしてしまい申し訳ありません...」

と反省(?)していた。