コロナ陽性が判明して、大会から棄権したダスティン・ジョンソン(撮影:GettyImages)

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<ザ・CJカップ@シャドークリーク 事前情報◇13日◇シャドークリークGC(米ネバダ州)◇7527ヤード・パー72>
世界ランキング1位のDJことダスティン・ジョンソン(米国)がコロナウイルスの『陽性』となり、今週の「ザ・CJカップ@シャドークリーク」を欠場する。
米国男子ツアーを通じてDJは「今週は試合を戦うことをとても楽しみにしていたので、とても残念だ。できることはすべてやって、一刻も早くツアーに戻れるようにしたい。ツアーのメディカルチームからのサポートにとても感謝している」とコメントを発表した。
9月の全米オープンに出場して以降は欠場が続いていたDJは、先週の金曜日に大会が開催されるネバダ州ラスベガスに到着。週末は別のコースでプレーしていたという。日曜の朝に受けた検査では「陰性」だったが、その日の夜になり体の痛みや軽い咳などの症状が出たため、月曜日は休養に充てた。しかし火曜日の朝になっても症状が治まらないため自らツアーに連絡し、コース外の検査場で再検査を受けた結果『陽性』が判明した。
先週はトニー・フィナウ(米国)が陽性となり、同じラスベガスのTPCサマリンで開催された「シュライナーズ・ホスピタル・フォー・チルドレン・オープン」を欠場した。これで6月のツアー再開後にツアー会場で『陽性』となったのは10人、自宅等での陽性者を合わせると12名となった。
気になるのは次週、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で開催される「ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド」(10月22〜25日)に復帰できるかだが、通常のCDC(アメリカ疾病予防管理センター)のガイドラインでは「10日間の自主隔離」が求められる。
ただし、米国男子ツアーでは「無症状で、なおかつ24時間以上間を置いての検査で2度の『陰性』が確認された場合は、選手、キャディともにツアーに復帰することが可能」となっている。しかし、DJには症状があることから来週の復帰は難しいと見られる。
8月のプレーオフシリーズ3戦で2勝を挙げ、昨季のフェデックスカップチャンピオンの座についたDJ。そして新シーズンに入って、9月の全米オープンでは6位タイと好調をキープし、公式サイトの今大会の優勝予想では、堂々の1位に挙げられていた。「ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド」も欠場となると、とても残念。DJの早期回復を祈るばかりだ。(文・武川玲子=米国在住)
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