数多くのオファーが舞い込んでいるとされる久保。注目の新天地はいつ決まるのか。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 久保建英の去就を巡る報道は、現地スペインでも日増しに過熱している。

 レアル・マドリーから1年の期限付きで移籍したマジョルカで35試合に出場し、4ゴール・4アシストという結果を残した19歳には、レンタルのオファーが殺到。10クラブほどがオファーを出したとも言われている。

 そんななか、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は7月31日、「クボの入札から除外された5クラブ」という記事を掲載。クラブに近い人物からの情報として、アヤックス、パリ・サンジェルマン、グラナダ、セルタ、ベティスが争奪戦から撤退したようだと報じた。

 その理由として、まずアヤックスとパリSGに関しては、久保自身がスペインでのプレーを望んでいるため、マドリーがオファーを受けるのは難しいと記事は伝えている。
 
 また、ヨーロッパリーグに出場することもあり、有力候補のひとつに挙げられていたグラナダは、31日にテネリフェからルイス・ミジャを獲得して中盤が強化できたこと、また久保の120万ユーロ(約1億5000万円)という年俸が高額であることから、手を引いたようだ。

 同じくセルタも、フェイエノールトからレナト・タピアを引き抜いたことで、中盤の穴が埋まり、サラリー負担の問題も抱えていることから“撤退”したという。

 そしてベティスは、アントニオ・コルドンSDが「クボに関しては、そのポジションにはすでに3人の選手がいて、我々は満足している」と明言。「噂を完全にかき消した」と綴っている。

 ただ、これはあくまで『Defensa Central』の見方であり、グラナダが依然としてポールポジションにつけていると見ているメディアもある。

 情報が溢れるほど、この日本の至宝の動向が注目されていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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