韓国で新型コロナの“再感染”が続出…完治後も隔離措置が必要不可欠か

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韓国で新型コロナウイルスの完治者が、再び感染者となる事例が続出している。

再び感染した人を完治者として扱った場合、集団感染などのリスクが高まるため、監視強化の必要性が高まっている。

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これまで慶尚北道では、感染者が完治の判定を受けると、すぐに病院や生活治療センターから退院することを奨励してきた。しかし彼らが再び感染する事例が発生していることから、追加の隔離期間が必要との声が高まっている。

特に患者の大半が高齢者である特別養護老人ホームで集団感染が発生した場合、死亡者が発生する確率が急激に上昇するため、対応措置が必要不可欠だ。実際に特別養護老人ホームでの全数検査が実施された大邱(テグ)地域では、陽性反応が出た高齢者の死亡が相次いでいる。

韓国の診療ブース
感染→完治→感染の悪循環

4月6日、慶尚北道によると、ポンファ・プルン特別養護老人ホームで7人など、道内で完治したとされた17人が再び陽性判定を受けた。

集団感染した同老人ホームで生活し、3月19日に感染したAさん(92)は、アンドン医療院で治療を受けて10日後に完治判定を受け、特別養護老人ホームに戻った。他の入居者Bさん(85)も感染から10日後に完治し、老人ホームに戻った。別の入居者1人も完治後すぐに、残りの1人は完治後に自宅で4日間過ごし、老人ホームに入った。

同老人ホームのスタッフ3人も3月20〜26日の間に完治し、その後、通常通り出勤した。しかし彼らの一部が再び軽いコロナの症状を示したことで、4月3日、全数検査が実施された。すると再び陽性反応が出た。

完治判定後も隔離が必要

関係者は「医療院などで完治判定が出てもすぐに退院させず、2週間程度は状況を見守ってから隔離解除するよう、慶尚北道に提案した」と述べた。

慶尚北道は、感染者を有症状と無症状に分けて一定期間後に検査し、24時間間隔で2回の陰性反応が出れば、完治判定を下して隔離を解除していた。

しかし隔離解除後も再び感染する事例が続出したことで、監視を一層強化することにした。

慶尚北道の関係者は「一部の市、郡では、完治後も生活治療センターなどで追加隔離する場合がある。再び感染する人が続出している以上、完治判定が出ても医療スタッフが1週間ほど見守った後に退院させるように対応する計画だ」と語った。

韓国では4月6日0時基準、感染者は1万284人となった。これまで46万6804人が検査を受け、43万7225人が陰性だった。完治して隔離措置を解かれた人は6598人に上る。死亡者は186人。