クリスマスやお正月にごちそうを食べるからこそ、普段の食事は節約したいもの。
そんなときこそ、買い物せずに家にあるもので料理する「無買デー」がおすすめです。

特別な材料がなくても、つくる過程から楽しんで、おいしい食卓に仕上げるアイデアを、人気ブロガーの料理研究家・みきママさんに教えてもらいました。


子どもも大好き!なうどんを手づくりで

無買デーのご飯は家族みんなで楽しくつくる!



買い物に出かける時間が省略できる無買デーだからこそ、時間をかけて、子どもと楽しみながら晩ごはんをつくるのも手。
粉をこねたり、材料を混ぜるだけなど、子どもと一緒に遊び感覚でつくれる簡単メニューがオススメです。

●粉・水・塩で完成!早打ち!ざるうどん



【材料(4人分)】
・強力粉 300g
・薄力粉 100g
・A[塩大さじ1 水200〜220ml]
・B[めんつゆ(ストレートタイプ)、天かす、刻みのり、いりゴマ(白)、万能ネギ(小口切り)各適量]


【つくり方】

(1) ボウルにAを合わせて塩を溶かす。
(2) 大きいボウルに強力粉、薄力粉を入れ、(1)を少しずつ加えながら手で5分ほどこねる。全体がまとまって生地が耳たぶくらいのかたさになったら、大きなポリ袋に入れて口を縛り、常温で1時間ほどおく。
(3) ポリ袋の上から足でまんべんなく踏み、生地が広がったらポリ袋ごと手で折りたたんで再び踏む。これを5分ほど繰り返す。ポリ袋から生地を出して打ち粉適量(分量外)をふった台に置き、半分に切る。半量をめん棒に巻きつけながら30cm×40cm、厚さ3mmほどにのばす。残りも同様にのばす。
(4) (3)の両面にたっぷり打ち粉をして、生地の長い辺を三つ折りにして端から2mm幅に切る。残りも同様にし、それぞれ打ち粉をしてほぐす。たっぷりの沸騰した湯で5〜6分ゆでたら、ザルに上げてよく水で洗い、最後に冷水にとって麺をしめる。器に盛り、Bを添える。
[1人分408kcal]

<ポイント>


生地がまとまるまでこねればOK。強力粉が多めの配合なので、5分程度でコシが出ます。


うどん生地をポリ袋の上から踏むことでコシが増します。
「生地をふみふみするのは、子どもたちが大好きな作業です」

●余りがちなみかんの缶詰がスイーツに! フルーツ缶のヨーグルトアイス




【材料(容量2リットルの保存容器1個分)】
・プレーンヨーグルト(無糖) 200g
・ミカン缶 1缶(250g入り・シロップは除く)
・生クリーム 1カップ
・砂糖 50g


【つくり方】

(1) ボウルに生クリーム、砂糖を入れてハンドミキサー(高速)で1分ほど攪拌(かくはん)し、とろっとしたらヨーグルトを加えてさらに1分ほど攪拌する。保存容器に移し入れ、ミカンを散らし、フタをして冷凍庫で3時間ほど冷やす。
(2) 冷凍庫から容器を取り出しスプーンで全体をよく混ぜ、再び冷凍庫で2時間ほど冷やし固める。全体をざっくり混ぜて器に盛る。
[全量1278kcal]


固まったら全体を混ぜて空気を含ませると、ふわっとなめらかに。
「食べるときにかたかったら常温で10分おいて」と、みきママさん。

家にある材料で、手軽に楽しめるイベント感覚の無買デーごはん。手づくりならではの素朴なおいしさが味わえるうえに、節約もかなって一石二鳥! ぜひつくってみてください。

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【みきママさん】


ブログが1日120万アクセスと大人気のおうち料理研究家。夫と長男(14歳)、二男(11歳)、長女(4歳)の食べ盛りの子どもを満足させる豪華に見えてボリューム満点な料理が評判。最新刊は『みきママのおうちで作る外食ごはん―あの人気店の味をまねしちゃいました〜!!』
(扶桑社刊)