映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 スカイウォーカー・サーガの完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』後の『スター・ウォーズ』計画について、ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディが Los Angeles Times に語った。

 20日に公開を迎える『スカイウォーカーの夜明け』をもって『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977)から語られてきた壮大なスカイウォーカー・サーガの幕が閉じるとあって、今後の展開はケネディにとって大きなチャレンジとなる。ケネディは「もちろん、それこそがわたしたちがたくさんの時間をかけて話し合っていること。それは『スター・ウォーズ』にとって本当に重要な移行になる。わたしたちがこの5〜6年で注力してきたのは、スカイウォーカーにまつわる家族のサーガを終わらせるということ。今は、どうやってそこから新しく、異なるものへとスムーズに移行するかということを考え始める時」と明かす。

 ケネディいわく、今後の方向性については数週間のうちに重要な決定を下す予定だが、スカイウォーカー・サーガが終わっても直近の3部作で生み出したキャラクターは捨てない、ということはすでに決まっているのだという。さらに、今後のシリーズは必ずしも3部作になるわけではないといい、「それがストーリーテリングにおいてより自由な見方を与えてくれると思う。三幕構成には縛られない。最初にある数を決めて、そこに収まるように映画を作ったりはしない。そのストーリー自体にそれを決めさせる」と明言した。

 次の『スター・ウォーズ』映画は内容については何も明らかになっていないものの、新作3本を2022年から1年おきに公開することになっている。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギもいずれかの新作の製作に携わることになっているが、ケネディによるとそれはまだ初期の段階だという。それとは別に、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督・脚本を務めたライアン・ジョンソンも『スター・ウォーズ』新作の企画開発を進めている。(編集部・市川遥)