米ボストン、ローガン国際空港の様子(2014年1月7日撮影、資料写真)。(c)Darren McCollester/Getty Images/AFP

写真拡大

【AFP=時事】米国の名門ハーバード大学(Harvard University)への入学を予定しているパレスチナ人学生が、ボストン(Boston)の空港で長時間拘束された上、入国を拒否されていたことが、同大の学内紙「ハーバード・クリムゾン(Harvard Crimson)」によって明らかになった。入国管理局の職員がソーシャルメディアでこの学生の友人の投稿を見て、入国を認めなかったためだという。

 同紙の取材に応じたレバノン在住のパレスチナ人学生、イスマイル・アジャウィ(Ismail Ajjawi)さん(17)は23日、ボストンにあるローガン国際空港(Logan International Airport)で、宗教に関する内容を含む8時間に及ぶ尋問を受けたと語った。

 5時間かけて携帯電話やノートパソコンを調べられた後、女性の職員に呼ばれて部屋に入ると、職員が「怒鳴り始めた」という。職員は「SNSのアジャウィさんの友人リストの中に反米的な見解を投稿している人々を見つけたと言った」が、アジャウィさんは、自分自身は個人的な政治的見解を投稿したことは一度もないと反論。しかしアジャウィさんはビザを取り消され、レバノンに送還された。

 米税関・国境警備局(CBP)はアジャウィさんの入国を認めなかったことを認め、「CBPの入国審査中に見つかった情報に基づき、この個人の米国への入国は認められないと判断した」と説明した。

 だが米国務省のある当局者は、法律的な詳細については論じられないと断りながらも、米国法上違法でない政治的な言論や見解ならば、それらのみを理由に入国を拒否することは通常、法律で認められないと述べている。

 ハーバード・クリムゾンによると、アジャウィさんは来週ハーバード大の新年度が開始するまでに問題が解決するよう願っていると述べた。

【翻訳編集】AFPBB News