ドイツ杯初戦でのまさかの敗退、そしてブンデス開幕戦ではドルトムントに1−5と完敗を喫するなど、辛いシーズンの幕開けとなってしまったFCアウグスブルク。しかしながら週末に控える第二節では、新たに2人のDFを迎えて臨むことになる。シュテファン・リヒトシュタイナーと、ティン・イェドヴァイだ。「これで素晴らしいチームを完成させることができたよ。まさに求めていたポイントを補強することができた」と、マルティン・シュミット監督はコメント。さらにこの試合からは、アルフレッド・フィンボガソンや、フィリップ・マックスも新たにオプションとして加わる見通しだ。

 シュミット監督はイェドヴァイについて「即戦力」と見ており、「トップレベルにあるし、特になれるための時間は必要ないだろう」とコメント。また今夏からフリーの状況が続いていたリヒトシュタイナーについても、「フィジカル面でいいレベルにある」との見方を示しており、両選手ともに先発出場の可能性もありそうだ。リヒトシュタイナーが右サイドバック、イェドヴァイがCB、ただフィンボガソンについてはまずはジョーカーとしての起用になるだろう。
 
【アウグスブルクの先発予想】コウベク - リヒトシュタイナー, イェドヴァイ, ケディラ, ペデルセン - グルエソ, バイアー - ハーン, M.リヒター, バルガス - ニーダーレヒナー

欠場:コルドバ (復帰途中), フラムベルガー (復帰途中), ゲッツェ (臀部の問題), ハウウェーレウ (復帰途中), イアゴ (半月板損傷), サレンレン・バゼー (復帰途中)


 その一方で、同じく開幕戦ではRBライプツィヒより、0−4と完敗を喫する形でスタートした1.FCウニオン・ベルリン。ウアス・フィッシャー監督は「早期にここから学ぶこと、次の試合でうまくできるように」と選手たちへと要求し、それでも「自信はもてている」とも強調つつ、ただ「このレベルではおかしてはいけないミスをしてしまっていた」との考えを示している。

 なお今回対戦するアウグスブルクは、長年にわたりブンデスでプレーする「格上」であり「残留を争う」ライバルではないとの見方を述べ、「初戦で敗戦したこともあり、今回は必勝体制でくることだろう」と予想。なおウニオンではフロリアン・ヒュブナーが膝の負傷をぶり返し欠場、さらに若手モーリス・アルコネスも大腿筋に打撲を受け、欠場を余儀なくされる。 

【ウニオンの先発予想】ギキーヴィツ - トリメル, フリードリヒ, スボティッチ, C.レンツ - シュミーデバッハ - プレーメル, ゲントナー - アブデラウイ, ベッカー - ウジャー

欠場:アルコネス (大腿筋の打撲), F.ヒュブナー (膝の負傷)