【詳細】他の写真はこちら



そこで今回は美容師資格を持つライターmimiが、ヘアカラーリストの経験を活かして、妊娠中のヘアカラーや、セルフでするカラーリングについて紹介していきます。

 

■妊娠中にヘアカラー・パーマ・白髪染めをやっても大丈夫なの?



妊娠中のヘアカラーについて、気をつけておくべきポイントを見ていきましょう。

・妊娠中のヘアカラー、胎児に影響ってあるの?



出典:photoAC

「髪のダメージが少なくてすむらしい【イルミナカラー】を、美容院で施術してもらうなら、妊娠中でも大丈夫?」「妊娠初期にカラーリングしても胎児に影響や障害はないの?」「妊娠中ならいつまでにカラーしておいた方が良いとかある?」のように、「Yahoo!知恵袋」やその他の質問サイトなどでもさもさまざなな疑問が上がっており、心配になりますよね。

しかし、妊娠時期にかかわらず、カラーリングすると胎児に影響が出るという医学的根拠はなく、問題ないよう。

ママの体調に問題なければ、カラー・パーマ・白髪染めはしても大丈夫といわれているんです。

 



・妊娠中は匂い&皮膚が敏感になっている場合が!



出典:photoAC

妊娠すると、今まで大丈夫だった匂いが急に苦手になったり気分が悪くなったりすることがあります。つわりに関係していることもあるので、その際ヘアカラーは避けたほうが良いようです。

また、お肌も妊娠前に使っていた化粧品をつけるとかゆみがでたり、皮膚に赤みがでたり、一時的にデリケートになることもあるので、その際は使わないようにしましょう。

 



・パーマやカラーなどで長時間座るのがつらい場合はどうしたらいいの?



出典:photoAC

美容院では時間がかかることも多く、ずっと座っていたり同じ姿勢が続くことが予想されますよね。お腹の赤ちゃんが疲れてきたり、ママも足元が冷えたり、その影響でお腹が張ってきたりすることもあるんだとか。

美容師さんにあらかじめ状況を伝えておき、こまめに姿勢をかえさせてもらったり、待ち時間に気分転換をもうけながらしたりするのが良いですよ。

また、シャンプーを短めにしてもらうこともできますし、カットとカラーは別日に行い、こまめな来店をするという方法もおすすめです。

 

■妊娠中セルフカラーでおすすめの白髪染め☆市販タイプは何が良いの?



白髪のセルフヘアカラーで使われる代表的な市販商品を紹介します。

 

・【利尻ヘアカラートリートメント】日々のヘアケアとしても使える!



出典:筆者撮影

ヘアカラーの匂いが苦手で美容院でカラーをできないプレママには、ヘアカラートリートメントがおすすめです。香りも優しいものが多く、毎日シャンプー後にトリートメント感覚で使え、頭皮や髪に優しく自然に髪を染めていくことができます。

こちらのタイプは「自然派clubサスティ」の「利尻ヘアカラートリートメント」3,000円(税抜)。

ジアミンやパラベン無添加で天然成分由来の植物エキスが配合されており、髪もきれいにしながら染められるタイプです。

 



・【ナイアードのヘナシリーズ】自然派好みのママから選ばれやすい♡



出典:筆者撮影

天然成分100%、科学的な物を含まず植物から取れた色素を使用して、白髪を染めることができるヘナは、安全性が高い点でも人気です。

憧れの芸能人のような明るいカラーにはなりにくいですが、お肌がデリケートでヘアカラーにアレルギー反応がでやすい方、オーガニックを好む方などに人気のようですよ。

ヘナをした人は頭の疲れがよくなったという声もあるので、健康を気にしている人にも良さそうです。

こちらは『naiad (ナイアード)』のヘナシリーズ。

画像のタイプは「ヘナ+木藍(もくらん)黒茶系」で価格は100g:1,500円(税抜)・400g:4,500円(税抜)。

その他にも、赤茶系2種類と茶系も販売されていますよ。

髪や頭皮に良いハーブが入っており髪を元気にしながら染めたい人に好まれています。

 



・【シエロのヘアマニュキュア】ツヤ感が出てカラーバリエーション豊富☆



出典:筆者撮影

「1度でしっかりと染めたい」「色の種類も豊富なほうが良い」「一般的なヘアカラーは心配で使うのに抵抗がある」という人は、ヘアマニキュアを選ぶことが多いようです。

こちらのタイプは、ホーユー株式会社が販売する『CIELO (シエロ)』の「オイルインヘアマニキュア」。

各通販サイトでは、1,000円程度で販売されています。

オイルや保湿成分が含まれており、髪をコーティングしながら染めるため、ツヤ感が出て髪に優しいヘアカラーです。根元からしっかりと染められるように量が調節しやすいタイプ。1カ月位をめどにして染められるので、頻繁にカラーできないときにも良いですね。

一般的なジアミン系のヘアカラー剤が使えない方にも最適です。

 

■妊娠中セルフでヘアカラーする場合のポイント



出典:photoAC

実際に妊娠中にセルフカラーする場合に注意したいポイントも紹介します。

 

・市販は使わない方がいい?



冒頭でヘアカラーすること自体はOKと説明しましたが、市販のものは“一般の技術を持っていない方でもムラなく染められるよう”に作られているため、強い薬剤を使用しているといわれています。

市販を使わない方がいいというわけではなく、薬剤の選び方に注意する必要があるということです。敏感になりがちな妊娠中は、できる限り髪や頭皮への負担が少ないヘアカラー剤を選ぶよう心掛けましょう。

 



・市販ヘアカラーを選ぶ際はジアミンをチェック!



出典:photoAC

先ほど説明をした「強い薬剤」といわれている市販のヘアカラー剤には、「ジアミン」というアレルギーを引き起こす可能性がある成分が含まれています。このジアミンに対するアレルギー反応というのは、突然引き起こるものなんです。

そのため、「ジアミン配合のヘアカラー剤は使用しない」のが得策といえるでしょう。または、白髪染めの項目で紹介したような、ジアミンを配合していない「ヘアマニキュア」を選ぶのもおすすめの方法です。

 



・市販でおすすめなのはヘアカラートリートメント



出典:カラートリートメントならノーダメージで色味をキープ!@maamichannel さん

画像の『NATURE&CO(ネイチャー アンド コー)』の「ボタニカルカラートリートメント」は、髪と頭皮のことを考えられたおすすめのヘアカラートリートメントです。

各通販サイトでは、2,000円以下で販売されています。

5種類のボタニカルトリートメントを配合し、ノンシリコーン処方で、食品の着色などに使用されるボタニカル染料を採用しているのが魅力。髪を補修しながら、ほんのり染めてくれるのが特徴です。

カラーバリエーションは、画像の寒色などのアッシュ系3種類の他に、赤や紫などの暖色系も販売されていますよ。

 

■妊娠中、美容院で気をつけることを紹介!



妊娠中、美容院に行くときにはママの体調を考えて予約しましょう。

・予約の際は妊娠中ということを伝えよう



“妊娠中”ということを伝えておくと、美容師さんも気にかけてくれるので安心ですよ。

事前にきちんと配慮してもらえるようにしておくことで、美容院側も準備をしてくれていることがあるでしょう。

姿勢を変えたい、気分が悪いなど、こちらからは言いにくいことがありますよね。自然に美容師さんのほうから聞いてくれることも増えるので、メニューを気分よく受けることができおすすめです。

 



・体調がすぐれないとき&長時間のメニューは無理しないようにしよう



体調がすぐれないときは、美容院に行くのは控えましょう。

行ってからお店で気分が悪くなることも心配ですし、行く途中も何があるかわからないので無理しないように時期をずらしてみましょう。

またメニューが長時間になると、同じ姿勢をでずっといることにもなってしまい、赤ちゃんとママが疲れやすくなることがあります。お腹が大きくなってくるとトイレにもこまめに行きたくなるので、難しいときは無理をせず長時間のメニューをしないよう工夫してみましょう。



・施術時間や染め方の違いも知っておこう!



出典:@portacarinasaloさん

ヘアカラーのメニューでは、「オーガニックカラー」「ブリーチ」「グラデーションカラー」などで染め方も施術時間も変わってきます。



<オーガニックカラーの場合>

出典:@whyte_shioriさん

通常のヘアカラーと染め方や施術時間は同じですが、オーガニック成分を配合したこだわりの薬剤を使用します。メーカーによっても配合している成分が異なりますが、通常の薬剤よりも髪や頭皮に優しいのがポイントです。

 



<ブリーチの場合>

出典:@whyte_shioriさん

全頭ブリーチをした場合は、再びカラー剤で色を入れるダブルカラーをする必要があるため、通常のカラーよりも時間はかかります。

しかし最近では、インナーカラーやハイライトで使用されることが多く、ホイルを使い部分的にブリーチをすることで施術時間は短縮可能です。ブリーチの使い方次第で、髪に立体感をプラスしたり、根元が伸びてきたときに目立ちにくくすることもできますよ。

また、@whyte_shioriさんが紹介するようなオーガニックなブリーチを扱うヘアサロンもあるので要チェックです。



<グラデーションカラーの場合>

出典:@yuapish さん

グラデーションカラーは、そのネーミング通り、根元から徐々に明るくなっていくヘアカラーのことです。この場合も薬剤を使い分けてヘアカラーしますが、一般的なヘアカラーと施術時間は変わりません。

染めた後は、グラデーションになっていることで根元が伸びてきても目立ちにくいというメリットがあります。

 



・体調と相談してメニューの内容を決めよう



出典:photoAC

妊娠中は、急な体調変化がおこりやすくなります。美容師さんに「今は大丈夫ですが、途中でもし何かあったら言いますのでよろしくお願いします。」とコミュニケーションをしっかりととっておくと安心ですよ。いくつものメニューを同じ日にすると時間がかなりかかったり、待ち時間が長くなったりすることもあるので、体のことを一番に考えてからメニューを決めるといいですね。

 

■妊娠中のヘアカラーは体調をみながら!



出典:photoAC

妊娠中は、体の変化をとても感じやすい時期。無理をせず体調が良さそうなときに美容院に行ってみたり、セルフカラーをしてみたりすることがおすすめです。

美容院に行く場合は、美容師さんにしっかり相談し、セルフでヘアカラーを行う場合は、髪や頭皮に優しい薬剤を選ぶなどの工夫をしましょう。

髪がきれいになると、とても気分がよくなりますよね。癒しや気分転換にもなるカラーリング、マタニティーライフの期間でも楽しみたいですね。