XFN-ASIAによると、経営再建中の米航空2位のユナイテッド航空の親会社UALは20日、同社の経営再建計画が、米連邦破産裁判所の承認を受けたと発表した。同社は、来月に米連邦破産法11条の適用を外れる予定。

　　同社は、2002年12月9日に破産法11条の適用を申請、約3年で再建手続きを完了することになるが、再建計画では、2010年までの原油価格を1バレル＝50ドルと見積もっており、20日の終値で1バレル＝68.35ドルとなっている原油価格の高騰が再建の足かせとなる可能性もある。現在の原油高について、同社のジェイク・ブレイスCFO(最高財務責任者)は、「毎年、1バレル＝50ドルで推移するとは当初から思っていなかった。2006年については、(原油価格は)50ドルにはならないだろう」と述べた。【了】