サガン鳥栖FWクエンカがチームのリーグ戦約2カ月ぶりとなるゴールを決めた【写真:Getty Images】

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クエンカが今季2点目を挙げれば、後半27分には豊田がPKで追加点を奪うなど3-1で勝利

 サガン鳥栖は11日、J1リーグ第11節でガンバ大阪と対戦。

 前半16分に元バルセロナのFWイサック・クエンカがチームのリーグ戦約2カ月ぶりとなるゴールで先制点をもたらすと、後半にもPKなどで追加点を奪って3-1で勝利した。鳥栖は金明輝監督体制となって初白星、一方のG大阪は7戦未勝利(2分5敗)となった。

 開幕9試合でわずか1得点、1勝1分7敗で最下位に沈んでいた鳥栖は、4日の第10節大分トリニータ戦でルイス・カレーラス・フェレール監督が不在。0-2で試合に敗れた翌日、スペイン人指揮官の退任が発表され、7日に金明輝コーチの監督就任が発表された。

 8日のルヴァンカップのグループステージ第5節で柏レイソルと0-0で引き分けて迎えた11日のG大阪戦、鳥栖は前半16分にCKを獲得してチャンスを作る。MF原川力がボールを蹴り込むと、クエンカが中央からバックステップしてファーサイドでフリーになり、ヘディングシュート。3月17日の第4節ジュビロ磐田戦(1-0)で自身が決めて以来となるチームの今季リーグ2点目を挙げ、幸先よく先制する。

 1-0で前半を折り返した鳥栖は、後半26分にクエンカがペナルティーエリア内へ進入して上げたクロスがG大阪DF菅沼駿哉の手に当たり、ハンドと判定されてPKを獲得。これをFW豊田陽平が決めて追加点。リーグ戦ではクエンカ以外の初得点が生まれ、リードを2点に広げた。

 試合終了間際にお互いに1点ずつを挙げたが、3-1で逃げ切った鳥栖は金明輝監督となって初勝利で今季2勝目。一方のG大阪は第5節のヴィッセル神戸戦(3-4)で敗れて以降、7戦未勝利となった。(Football ZONE web編集部)