地域の文化や名産品を活かした「地サイダー」や「地ラムネ」。いまや全国各地で作られており、お土産品としても注目されている。


たこ焼風ラムネ

数ある地サイダーの中から、Jタウンネットではキワモノを紹介。今回取り上げるのは、大阪からやってきた「たこ焼風ラムネ」だ。

これはたこ焼き風なのか？

この商品は大阪都島区のメーカー「ハタ鉱泉」が生産しているもの。この会社はお祭りなどでよく見かけるシャンデリアのラムネも生産しており、自社のオンラインショップでは「ラムネ生産量日本一！」を謳っている。


シャンデリアラムネ（画像はハタ鉱泉WEBショップより）

それだけのメーカーなのに「たこ焼き風」と色物に行ってしまったのはなぜなのか。大阪ならではのシャレなのか。


たこ焼風ラムネ

ボトル越しに見るとちょっと薄めのコーラといった色合い。だが、ラベルには「ソース風味」との文字。ということは、コーラではなくソースの茶色なのだろう。


グラスにそそいでいく

ここまで何種類かキワモノのサイダー・ラムネを飲んできたが、強烈なものはそそいだ時点で畏怖の念を抱く。しかし、ここの時点で香りは特にないため、少し安心した。

グラスに近づけると薬品のような香りが漂う。ソースのような気もするが、そうとは断言できない。

飲んでみるとクセの強い輸入物のエナジードリンクのような味がするが、どことなくたこ焼きのような味がする。本物ではなく、たこ焼き風のお菓子に近いのだが、それが遠い位置にあるため感覚が届かない。

あくまで「風」と位置づけているため、そこまで強い味はしないと思っていた。しかし、ちょっと薄すぎる気もする。


意外にたこ焼きの味は薄い

試しにJタウンネット編集部の面々に何のラムネかを伏せた状態で飲んでもらったが、S編集長が「ソース」と近いところに着地したのみで、正答者はいなかった。

味の評価はあまり良くなかったが、キワモノのラムネとしては相当飲みやすい。ルートビアに代表されるクセのある炭酸飲料が好きな人にはかなり向いている。

ただ、「たこ焼き風」の文字が頭から離れないため、なんとも不思議な気持ちで飲み続けなければならないのが欠点だ。