顔を覆いたくなるような新社会人時代の黒歴史――。Jタウンネット編集部が「絶対に思い出したくない...! あなたの『黒歴史』、こっそり教えてください【新入社員編】」との記事で読者投稿を呼び掛けたところ、さまざまな黒歴史エピソードが寄せられた。

今回は、「黒歴史」とは少し趣が異なるが、とある「怪物新入社員」と遭遇した方の体験談を取り上げたい。当人よりも周囲の人の方が、案外覚えているものなのかもしれない。そんなことを感じさせる内容なので紹介したい。


軽やかに椅子を転がす彼の名は...(画像はイメージ)

ある日、多くの新入社員を迎えた投稿主・Oさんの会社。もちろん全員が優秀だとはかぎらない。なかでもとりわけひどい新入社員がいたとのことで、Oさんも手を焼いていたようだ。

いったいなにをやらしかしたというのか...。

当時「コロコロ君」と呼ばれていました

私の会社にバブル世代の新入社員が山のように入社してきました。もちろん、できる子もいましたが、

「誰が面接して、こんなやつ入れたんだ!」

というなかにはすごいやつがいました。特にひどかった彼は、当時「コロコロ君」と影で呼ばれていました。

彼は私の隣の課でした。部長、課長、先輩、そして新入社員というデスク配置になっている時に、課長に呼ばれると先輩を挟んで座っていた彼が、デスクを手でどんと押してキャスター付の椅子に座ったまま、

「コロコロコローーーーーーーーー」

と椅子を軽やかに転がしつつ、課長のところにまで行くのです。

その光景を目の当たりにして、全員が

「シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」

と静まり返っていました(本人は何も気がつかず)。あまりにあきれて、そこにいた人は何も言えません。

そのほかにも、会社の大事な取引先から電話がかかってきたのを彼の電話対応が悪くて怒られたことがありました。彼はそのまま別の先輩に内線で回して、その先輩は取引先から死ぬほど怒られ、泣かされ、電話を切ったときには放心状態になってしまいました。

しかし、彼は物ともせずに、

「なんであんなに怒るんでしょうね?」

と他人事のようなセリフです。さすがに私も激怒して、

「お前バカじゃないの?」

と全フロアに響き渡る声でののしりました。

後々、泣かされた先輩からも別の後輩たちからも、

「○○さん、よく言ってくれました!」

と感謝はされましたが...。

そんな彼が今も働いているとしたら、いい年なはずです。もし彼が出世とかしていて、偉くなっていたら絶対許せないです。

でも、その後どうなったのかはやっぱり気になってしまうものですね...。

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