寿司×オムライス×ドジョウ×あんかけ... 斬新すぎるご当地グルメが島根で爆誕していた
安来ドジョウのオムライ寿司(画像提供:安来市商工観光課)
島根県の安来(やすぎ)市をご存知だろうか。そう、ユーモラスなしぐさで「どじょうすくい」を踊る、安来節(やすぎぶし)で知られている。鳥取県との県境に位置する人口約3万8000人の市だ。
この安来市で、「安来ドジョウのオムライ寿司」という斬新なメニューが誕生し、話題となっている。上の写真が全国有数の生産量を誇る養殖ドジョウ「やすぎどじょう」を使った、ご当地グルメ「安来ドジョウ寿司」の第2弾だ。
Jタウンネット編集部は、2019年4月3日、安来市に電話して、詳しい話を聞いた。
ドジョウ、玉子、野菜、ドレッシングも、すべて安来産!
安来ドジョウのオムライ寿司(画像提供:安来市商工観光課)
電話で答えてくれたのは、安来市商工観光課の担当者だ。
「美味しくて、オシャレな初心者向けのドジョウ料理をテーマに開発されました。ワインで煮たドジョウを酢飯オムライスの上に添え、色鮮やかな小松菜ペーストのあんかけ風に仕上げました。安来産ドジョウはもちろん、玉子、野菜、特製ドレッシングも、地元産の食材にこだわりました。心を込めた自慢の一品です」
30代から50代の女性を意識して開発したという。一見、洋風な印象を受けたが、「どちらかというと、和風の味付けです」と担当者。
第2弾と銘打つからには、第1弾があったはずだ。それは、どんな料理だったのか、聞いてみた。
「安来ドジョウ寿司の第1弾は、2017年3月に提供を開始したのですが、和洋中さまざまなネタを盛りつけた寿司と柳川鍋のセットです」と担当者は話してくれた。
「第2弾は18年早々から開発にとりかかりましたが、結局、1年以上かかってしまいました。何度も試作品を作り、試食会を繰り返して、徐々に完成にこぎつけました」
最終的に現在の形に仕上げ、サービスする皿も白いシンプルなものに統一したという。付け合わせのサラダにもドジョウの天ぷらが入っている。味噌をベースにしたドレッシングも共通にして、安来市内の5店舗で提供される。