とても感じがよかったお婆さんが豹変。いつの間にか、無視されるようになって――。今回紹介するご近所トラブルはTさん(大阪府・30代女性)の体験談だ。超高齢社会と言われる昨今、Tさんの体験したことはより身近なものになってくるかもしれない。


近所のお婆さんが...(画像はイメージ)

「最近あそこのお婆ちゃんおかしくない?」

現在住んでいる家に10年前に引っ越してきてばかりの頃のお話です。同じ家の並びの3軒先にある古い家に何十年と住み続けているお婆さんがいました。

引っ越しの挨拶にも行き、その時はとても感じがよく、お互いに「よろしくお願いします」とお話したのですが、いつのまにか挨拶をしても無視をされるようになりました。おかしいなと思っていた矢先、隣に住む別のおばさんに、

「最近あそこのお婆ちゃんおかしくない?挨拶しても無視をされるのよ」

と言われ、驚きました。私も無視されているとそのおばさんに伝えました。年が年だけに心配になったのですが、話はその場で終わりました。

しかし、その3日後、朝玄関に出てみると、そこら中に生ゴミが捨てられていたのです。我が家だけではなく、家の並び全体的に生ゴミが散乱していました。慌てて近所の人に声をかけ、警察にも来てもらいました。

とりあえず、しばらく見回りをするとのことでその場は修まりましたが、次は夜中に騒音が響くようになり、また近所中大慌てになりました。

その騒音は無視をしていたお婆さん宅から聞こえてきました。すぐに警察を呼んで事情を聞いてもらうと、

「近所から嫌がらせを受けているので対抗している」

とお婆さんが言い、みんな驚きました。

当然警察には「嫌がらせなんてしていませんし、むしろ無視をしているのはお婆さんの方」とみんなで訴えました。それ以降、お婆さんの姿は見えなくなりましたが、しばらくして身内の方がやってきて、

「ご迷惑をおかけしてすみません。実は認知症の進行が進み、施設に入れました」

と言われました。ある意味安心しましたが、色々あった時は近所中大慌てで、怖くて仕方なかったです。

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