W杯での活躍にリバプールファンが香川にラブコールを送っている【写真:AP】

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ベルギーに敗れて8強逃すも、プレミア名門のファンから獲得希望の声が続々

 日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦し2-3と惜敗。

 FIFAランキング3位の優勝候補をあと一歩のところまで追い詰めたが、悲願のベスト8進出は叶わなかった。しかし、この試合でもアシストを記録し輝きを放ったMF香川真司に、恩師ユルゲン・クロップ監督が率いるリバプールのファンが、熱烈なラブコールを送っている。

 日本は後半開始直後に2点を先行しながらも、ギアを上げたベルギーに3連続ゴールを許し、歴史的な大逆転負けを喫してしまう。試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた瞬間、ピッチに倒れ込み呆然と空を見上げる香川の姿が、土壇場でベスト8行きの切符が、その手中からこぼれ落ちた悲劇の大きさを物語っていた。

 しかし、この死闘は世界のサッカーファンの間で反響を呼び、ゲームメーカーとして存在感を放っていた香川にも称賛の言葉が送られていた。そして、かつて香川が所属していたマンチェスター・ユナイテッドの宿敵であるリバプールのファンからは、なんと獲得を希望する声が続々と上がっているという。


元宿敵ファンが「カガワを我々の元に招待するべき!」

 英メディア「90MIN」は、「リバプールファンがW杯でずば抜けたパフォーマンスを披露した元ユナイテッドのスターの獲得を熱望」との見出しを打って特集。「ロシアでの感銘的なプレーぶりは、リバプールファンに彼をプレミアへと引き戻す意欲を駆り立てた」と綴っている。

 記事では、SNS上のファンの声も紹介。「カガワとサインしてくれ!」「カガワを我々の元に招待するべき!」「もし彼がユナイテッドに未練がないなら、僕たちは君を100%歓迎するよ」と、香川加入への大合唱が巻き起こっていた。

 記事では「恩師クロップが今夏ドルトムントの選手を獲得に動くとは考え難い」と、実現の可能性の低さを強調しながらも、「それを約束できる者は誰一人としていない」と、ゼロではないことも指摘。香川がW杯で見せた活躍は、夏の移籍市場での注目度を高めるものになったのかもしれない。


(Football ZONE web編集部)