アザールが語るベルギーの勝因「ベンチに流れを変えられる選手がいた」

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 ベルギー代表の主将MFエデン・アザールが、2日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア・決勝トーナメント1回戦の日本代表戦に逆転勝利を収めた理由について、ベルギー側のベンチワークを勝因にあげた。同日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。

 ベルギーは日本に2点をリードされたものの、DFヤン・ヴェルトンゲンのゴールで1点を返すと、途中出場したMFマルアン・フェライニのヘディング弾で試合を振り出しに戻した。さらに、試合終了間際にカウンターから最後は同じく途中出場のMFナセル・シャドリが流し込み、3−2で逆転勝利を収めた。

 同試合で「バドワイザー・マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されたアザールは「(ユーロ2016敗退が決定した)2年前のウェールズ戦がちらりと頭によぎったけど、それと同時に僕らはゴールを決めて勝つことができるとも思ったよ」と試合中の心情を振り返り、勝因については次のように語った。

「ベルギーにはベンチにもゲームの流れを変えられる選手がいて、彼らを後半途中に投入したことで、最終的にこの幸せな勝利をつかみ取って準々決勝に進出することができたね」

 日本を破り準々決勝に進出したベルギーは6日、ブラジル代表と対戦する。アザールは同試合に向けて「今日の僕らのパフォーマンスは目を見張るものだった。今後語り継がれるような試合になるかもしれないが、僕らの意識はすでに次の試合に向いている。サッカー選手としてブラジルとの試合は常に興奮するし、実際に素晴らしい試合になると思う。そしてベルギーは本当に勝つつもりだ」と意気込みを語った。