“1月31日”と聞けば、熱心なSMAPファンならピンとくるだろう。そう、香取慎吾の誕生日だ。今年で41回目を迎えた記念日に放送された、AbemaTV『72Hunもうちょっとテレビ〜香取慎吾バースデー特番〜』の中で、4月に『新しい地図』の冠番組がスタートすることが発表された。

　昨年9月に終了した、香取の『SmaSTATION!!』（テレビ朝日系）に続き、『おじゃMAP!!』（フジテレビ系）、そして草なぎ剛の『『ぷっ』すま』（テレビ朝日系）が3月で終了することが明らかに。ラジオを除くレギュラー番組をすべて失う香取だけに、このサプライズはファンを歓喜させたことだろう。

　そして喜びを重ねるように、思わぬところで香取の誕生日と『スマステ』がファンを色めき立たせているという。

　それは、放送中のテレ朝系ドラマ『BG〜身辺警護人〜』に元SMAPの木村拓哉が出演しているから、だけではない。劇中の“演出”に熱い視線が注がれているのだ。

「裁判官夫婦を警護する話が描かれた第2話（1月25日放送）で、事件の舞台として設定されたのが“1月31日”だったのです。これに“慎吾の誕生日だ!”とピンときてしまった（笑）」（スポーツ紙記者）

　ドラマや映画では、ときに演出として、出演者やほかの作品にまつわるキーワードや事物を暗に登場させる“遊び”がなされることがある。

　今回、意識的に香取の誕生日が使用された、と思われているようだ。また、こんな推察も。

「SPが乗る警護車両のエンブレムマークが『スマステ』の番組ロゴに酷似しているというのです。それを《BG車のエンブレムにスマステマーク　防犯カメラの日付2018・1・31》と、信じて疑わないファンのSNSが、誕生日の件とともに“事実”として拡散されています」（同・スポーツ紙記者）

　たしかに指摘される『S』に見えるマークは『スマステ』のそれに似てはいる。一方で、その声を打ち消すように「某外国車のマーク」と主張する声も起こり、ちょっとした論争に。

　いずれの“SMAPネタ”についてもテレビ朝日は、

「番組制作過程については従来お答えしていません」

　はたして真相は？

「劇中の車両は本物にこだわり、実際にSPや警察車両にも多く使用されているトヨタのクラウンなのですが、番組には各自動車メーカーもスポンサーとして出広しているため、配慮してオリジナルに変更しているのです。SP車だけでなく登場車両すべてのマークが作り変えられています」（ドラマ制作スタッフ）

　では、『スマステ』ロゴにも見えるマークの正体は？

「スマステは2つのSをアレンジしたもので似て非なるもの。当該マークはSPの『S』から考案されたとも聞きますが、もしかしたらSMAPの『S』の意味もあるのかも。ほかにもSP車両のナンバープレート《4024》を見つけて“しんつよ”と読んだり、ファンの洞察力とSMAP愛には頭が下がりますね（笑）」（テレビ朝日関係者）

　また、香取の誕生日とされた“1月31日”の日付には、こんな事情があるのだとも。

「各局が放送翌日から見逃し配信をする傾向にあるのですが、配信期間というのが最新話までの1週間です。『BG』第3話は2月1日の放送でしたが、前日の1月31日に第2話をネット視聴しても“再放送”を感じさせずに、視聴者を自然に本編へと促すための工夫ではないでしょうか」（同・テレビ朝日関係者）

　変わらないファンのSMAP愛に「誤差なし!」。