宮崎市内にある植物園「フローランテ宮崎」で、夜のイルミネーションが始まり、約100万個のきらびやかな電飾に来園者らから感嘆の声が上がっている。

「10、9、8、7」とカウントダウンが始まり、点灯ボタンが押されると、鮮やかに「光の花園」が浮かび上がる。イルミネーション・フラワー・ガーデンの始まりだ。

宇宙船が降りてきたイメージのエリアも

2017年12月1日に行われた点灯式では、大勢の人たちがその様子を見守った。

15年目を迎えた今回は、「宇宙と花のコラボレーション」がテーマになった。


宇宙船が降りてきたイメージのメインツリー(写真は、宮崎市フェニックス自然動物園管理提供)

「トゥインクル・インベーダー(輝く宇宙人)」と名付けられたエリアには、敷き詰められた光の輪の中央に、色とりどりのメインツリーが立つ。ツリーの頂上には、光る球のようなものが見えるが、これは宇宙船が降りてきたイメージだという。地上からツリーのタワーを通じて宇宙船と交信している状況を想定して、イルミネーションをデザインした。

園内では、昼間は、バンジーやビオラ、ストックといった花々が咲いており、樹木をライトアップして夜の花々も楽しめるようになっている。イルミネーションと音楽のコラボレーションも1時間に3回行われている。また、子供向けに1回500円で利用できるイルミネーショントレイン「銀河鉄道」も運行しており、親子で楽しめるのが特徴だ。

1月8日までの期間に12〜14万人を見込む

点灯式などの様子は、来園者からツイッター上で次々に紹介された。

市から委託を受けて植物園を運営している「宮崎市フェニックス自然動物園管理」の企画課は12月4日、イルミネーションについて、「冬は、園内の花が少ないので、夜に楽しんでもらおうと始めました」とJタウンネットの取材に答えた。

16年は「宮崎の四季」をテーマにしたのに対し、今回は、宇宙と花をテーマにポップで明るい電飾にしようと考えたそうだ。18年1月8日までの期間に12〜14万人の来園者を見込んでいる。

点灯は、18時〜21時半。入園料は、大人310円、小・中学生150円。なお、12月31日と1月1日は休園する予定。