ヴェンゲル監督、サンチェスの復調を称えるも「FWに序列はない」

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 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督がチリ代表FWアレクシス・サンチェスについて語った。イギリスメディア『BBC』が21日に報じている。

 サンチェスは今シーズン、マンチェスター・Cへの移籍騒動やケガなどで、出場機会があまりなく出遅れていた。しかし、20日に行われたカラバオ・カップ3回戦のドンカスター戦ではフル出場を果たし、イングランド代表FWセオ・ウォルコットの決勝点をアシストするなどの活躍を見せた。

 ヴェンゲル監督はサンチェスについて「彼は完全に戻ってきた。シーズン当初は、負傷しており、心身共に万全ではなかった。しかし、カラバオ・カップでは万全の状態だと判断したので、90分プレーさせた」と語った。

 また、プレミアリーグ第5節のチェルシー戦でサンチェスをスタメン起用しなかった理由を尋ねられたヴェンゲル監督は「あの試合ではカウンターのために、選手たちにスピードが求められた。結果として、皆がハードワークし、戦うことが出来ていたように思う。彼がスタートから100パーセントの状態であったなら使っていたかもしれない」とあくまでケガの状態を見極めたものであると答えた。

 さらに「私はFWに序列を設定したりしていない。FWは6人ほどいるが、一試合では3人ほどしか使えない。後の3人は試合に出場できない。スタメンは勝ち取らなければいけない。私は公平に選手を判断している」と付け加えた。

 サンチェスは今シーズン、これまでリーグ戦3試合の出場にとどまっている。アーセナルは25日にプレミアリーグ第6節のウェスト・ブロムウィッチ戦を控えている。