イギリスで最もリッチなサッカー選手は、マンチェスター・ユナイテッドFWズラタン・イブラヒモビッチだ。昨年夏に“上陸”した元スウェーデン代表ストライカーは、スポーツ界全体でもイギリスで2番目に裕福な男という。

5日に発表された英『サンデー・タイムズ』による英国長者番付によると、イブラヒモビッチは1億1000万ポンド(約161億円)でF1のルイス・ハミルトン(1億3100万ポンド/約191億7000万円)に続く2位。同僚のウェイン・ルーニー(9300万ポンド/約136億1000万円)を抑え、サッカー界のトップに立った。


ユナイテッドの両ストライカーに続いたのは、F1のジェンソン・バトン、ゴルフのローリー・マキロイ、テニスのアンディ・マリー。だが、7位からは再びサッカー界の名前が続く。

まずは再びユナイテッドから、ジョゼ・モウリーニョ監督(6100万ポンド/約89億3000万円)、レアル・マドリーFWガレス・ベイル(5400万ポンド/約79億円)が続き、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督(5000万ポンド/約73億2000万円)がNBAロサンゼルス・レイカーズのルオル・デンと並んで9位タイにランクインしている。

母国を出てからアヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマンと欧州のビッグクラブを渡り歩き、キャリアの晩年にプレミアリーグに初挑戦したイブラヒモビッチ。長年にわたってイングランドの顔だったルーニーをあっさりと抜き去ったのはさすがの一言だ。

だが、イブラヒモビッチは4月のヨーロッパリーグ・アンデルレヒト戦でひざのじん帯を負傷。当初は引退の恐れも報じられた重傷で、復帰は2018年以降と言われている。そのため、1年契約を結んでいたユナイテッドとは契約を延長せず、アメリカで復帰を果たすとも報じられているところだ。

イブラヒモビッチが「英国長者番付」に名を連ねるのは、今年限りかもしれない…。