SKE48高柳明音「嫌なヤツをとことん極めようと思っている」ライブミュージカル「プリパラ」ゲネ取材

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「黒ずんだ心を持った人でも、この舞台を観れば心がすごく綺麗になれると思う」

SKE48の高柳明音がテンション高く語った「この舞台」とは、「ライブミュージカル『プリパラ』み〜んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017」(1月26日〜28日・Zeppブルーシアター六本木)


人気アイドルアニメ「プリパラ」をミュージカル化した作品の1年ぶりの再演で、初演時と同じくメインキャラクターの6人は、アニメのキャストでもある声優アイドルユニット「i☆Ris」のメンバーが担当。
SKE48二次元同好会の一員で「プリパラ」の大ファンでもある高柳も、初演時と同じくオリジナルキャラクターで悪役の青井めが姉ぇを演じている。


1月25日に行なわれたゲネプロ後の囲み取材の参加者は、i☆Risの茜屋日海夏(真中らぁら役)、芹澤優(南みれぃ役)、久保田未夢(北条そふぃ役)、山北早紀(藤堂シオン役)、澁谷梓希(ドロシー・ウェスト役)、若井友希(レオナ・ウェスト役)。
高柳と、パートナーの青井めが兄ぃ役を演じる演劇集団キャラメルボックスの畑中智行も、i☆Risと一緒に質問に答えた。


高柳「今回、めが姉ぇは嫌なヤツ度が増したので、こうなったら嫌なヤツをとことん極めようと思っているのですが、(主人公の)らぁらと小らぁらが2人で歌うシーンは観ていると思わず顔がニヤニヤになっちゃうんです。今日はゲネプロだから、ちゃんと(表情も)意識をしなきゃと思っているのに、笑顔になっちゃうんですよ(笑)」

アドリブもバンバン。全公演が毎回違うものに


声優自身が演じるキャラクターだけでなく、ライブシーンを含めた世界観の再現度も高く、初演時に「2.5次元を超えた」と話題を集めたライブミュージカル「プリパラ」、通称「プリミュ」。


畑中や、ステージを彩る9人の「アイドルダンサーズ」ら新たなメンバーも加わった2017年版は、よりパワーアップしたポイントも多いという。

澁谷「今回のダンサーズはお芝居の経験のある方がほとんどで、迫力がさらに増したと思います。よりアニメに近いけど、2次元ではなく3次元でもありという不思議な空間になっています」
山北「前回のプリミュの時は、(i☆Risの)メンバーのほとんどが初舞台みたいな感じだったので、決められたキャラをしっかり守ってやる事をすごく重視してました。でも今回は、畑中さんを筆頭にキャラを崩していこうみたいな風潮があって(笑)。キャラの範囲の中で、いかに自分の個性や面白さもアドリブとして出すか、みたいなところがあります。アニメのアフレコでは、いつもみんなアドリブとかをバンバンやっているので、それを舞台にそのまま持ってこれたら良いなと思います。たぶん(全8公演が)毎回違うものになります!」


観るというより、『プリパラ』の世界を体験



記者は、今回のゲネプロ取材が2.5次元ミュージカル初体験。
「プリミュ」も初演時から気になってはいたものの、未知の世界に躊躇してしまった。
同じように尻込みしているアニメ&「プリパラ」ファンもまだいそうだが……。

茜屋「迷われている方がいたら、来なきゃ損なので、ぜひ来て下さい!」
久保田「来年もやる確証はないからね」
若井「リアルだ(笑)」
茜屋「皆さんの声で、次あるかが決まりますので(笑)」
芹澤「今回のミュージカルは、お客さんの声で成り立つ演出がすごく多いものになっているので。観に行くというより、プリパラの世界を味わいに、体験しに来て頂けたら良いなと思います」
澁谷「サイリウム必須だね」
久保田「そうだね」
茜屋「本当に参加型って感じなので」
山北「曲数も増えたので(アニメを)今期から観ている人も楽しめると思います!」

「プリパラ」ファンの2.5次元未経験者は、ぜひ未知の感覚を今回こそ体験してみよう!



(丸本大輔)