今大会の名誉会長・樋口久子(左)とプロアマ戦をラウンドした渡邉彩香(撮影:小路友博)

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<樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前情報◇27日◇武蔵丘ゴルフコース(6,580ヤード・パー72)>
 今季の「日本女子オープン」を制した畑岡奈沙と予選で熱戦を繰り広げた末、この大会を制した渡邉彩香。この日のプロアマ戦では大会の名誉会長で日米通算72勝のレジェンド、樋口久子と同組でラウンドした。
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 昨年の優勝では普段から気にかけてくれる樋口の前での勝利に、「期待に応えられてよかった。表彰式では“やっと優勝してくれたね”と言っていただきました」と話していた渡邉。今年は直近5試合で予選落ちが3回と不振にあえいでいる。この日は「今やってることを伝えて、それを見てもらった」という。
 “やっていること”とは樋口にも前々から注意されている、バックスイングを「手で上げてしまう」ことの修正。「もっと身体の回転でできるように」スイングを直している。通常ならシーズン中にスイングをいじるのは避けているが、「ここまで悪くなったら変えてみよう」と、思い切って一歩を踏み出した。
 あとは今やっていることを「コースでやり切れるか」が勝負。勝っているだけにここは「イメージのよいコース」。復活の狼煙を上げるにはまたとない機会だ。「広いですし、ドライバーを持って前にいくことが最大のアドバンテージ。思い切りやれればと思ってます」。昨年は2位に4打差をつける圧勝。今年も持ち前のパワーと飛距離でコースをねじ伏せてみせる。

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