XFN-ASIAによると、中国の通貨当局である国家外匯管理局の下部機関、中華金融業教育培訓中心（CFETC）は17日、1ヵ月にわたったテスト期間を経て、20日から上海市場で、外為取引の拡大を行うと正式に発表した。現在はドルが7ヵ国の通貨とユーロ／円の8組のクロス取引が行われているが、これに、ユーロ／ドルが新たに加わること、さらには人民元の相場の上昇も期待されている。

　　外為取引の拡大は、当局と中国アナリストがともに人民元改革を進める上で必要な環境整備の一環として位置づけている。CFETCは為替市場を管理しており、声明によると、20日間のテスト期間での売買実績は、取引件数が1123件、出来高は11億2000万ドルだった。　【了】