26日放送、テレビ東京「FOOT×BRAIN」ではサッカー解説者・セルジオ越後氏がゲスト出演。「セルジオ越後が総括!2015年の日本サッカー」と題し、同氏が今年のサッカー界を斬りまくった。

「激しい一年間だった」と切り出したセルジオ氏は、個別のトピックスについてもメスを入れる。まずは1月のアジア杯準々決勝敗退と八百長騒動により代表監督を解任されたハビエル・アギーレ氏について。

「去年からアギーレ監督の問題が大きな雑音になった。スタートを切るのに相応しい環境ではなかった」というセルジオ氏は「責任問題が発生するところ、日本の場合は監督だけ切って責任は日本サッカー協会は一切とらなかったし、アギーレ監督を解任する時の金銭的な交渉も全部謎。モヤモヤで終わってシコリは残った」と言葉を続けた。

また、代表監督の選び方を「マンネリ化が起きている。(近年は病気で退任したイビチャ・オシム氏と、その後任となった岡田武史氏以外)必ず4年間、皆にやらせている。常に次の監督のキャスティングを考えておかなければいけない」と前置きすると、「代表監督は結果出すしかないからチームみたいに時間が必要とか、そういうところが日本の間違ってる文化」と持論を展開した。

さらに「日本人監督ではいけないのか?」という質問には「不思議でしょうがない」と切り出したセルジオ氏は、「五輪代表監督は日本人にやらせているから、すごい矛盾が起きている」と指摘すると「僕は長谷川健太とか森保一がこれだけ結果を出してたら一回試してみたらいかがかなと。だって(Jリーグの)外国人監督に勝ってるんだから。日本サッカー協会が間違ってる」とキッパリ。

その他にも、同氏は今年就任し8勝1敗4引き分けに終わったヴァヒド・ハリルホジッチ監督の評価について「東アジア杯はメンバーがどうであれ、代表の監督として1勝もできなかったっていうことは彼を評価するのは早すぎる」などと語っている。