高知(高知)編「高知を代表する伝統校・高知高校のつながり!」
100年以上の歴史を持つ高知県の雄、高知高校。今も昔も高知県の高校野球を盛り上げている高知高校のつながりを伝えていきたい。
近年は決勝で5度対決 明徳義塾と激しい勝負を繰り広げる!学校の創立は1899年(明治32年)、実に116年の歴史がある伝統校である。全国大会の初出場は1955年、当時は城東高校として出場。現在までに春17回、夏13回出場し1964年夏、1975年春には全国制覇を果たしている。
以前の高知県は高知高校、高知商、土佐の3強であったが、近年では明徳義塾が高知大会で2010年から6連覇を果たすなど勢力図が変わってきている。しかし明徳義塾の6度の高知大会決勝のうち、2011年からは全て高知高校と対戦していて、すべてが1点差の好ゲームとなっている。また2009年に高知大会を制した決勝戦でも高知は明徳義塾と対戦し1点差で勝利している。そんな二校は現在の高知を引っ張る二強になっていると言っても過言ではない。
2013年選抜では和田 恋(読売ジャイアンツ)を擁し関西、常葉菊川、仙台育英を破りベスト4まで進出。準決勝の済美戦では和田、土居 弘洋(関西大学)が安樂 智大(東北楽天ゴールデンイーグルス・関連記事)からホームランを放ったが惜しくも敗れた。しかし高知高校は明徳義塾の陰に隠れることなく、全国区の強豪校であると再認識されたのではないだろうか。
現監督の島田 達二氏(高知高校OB)は今年のU-18の代表コーチを務めるなど人間的にも指導面においても非常に優れ、中学校からの内部進学で軟式上がりの選手が多数を占めるチームの中、上記のような素晴らしい戦績を収めることができている立役者と言える。
今後も島田監督の元、高知県の高校野球だけでなく、甲子園を盛り上げ2009年以来の夏の甲子園出場を目指す高知高校から目が離せない。
[page_break:近年の卒業生]近年の卒業生高知高校は、近年で3人のプロ選手を輩出。毎年、基礎がしっかりとした選手を送り出す好チームであり、来年以降も上で続ける選手を送り出すことが期待されるだろう。
■2009年卒・松井 佑二(松山大−松山フェニックス)・高木 悠貴(法政大−新日鐵住金かずさマジック)
■2010年卒・公文 克彦(大阪ガス−読売ジャイアンツ)・木下 拓哉(法政大−トヨタ自動車)※中日ドラゴンズ3位
■2012年卒・亀井 雅人(立命館大)・曽我部 智仁(京都産業大)・西川 大地(立命館大)・細川 孝典(亜細亜大)
■2013年卒・法兼 駿(亜細亜大)
■2014年卒・和田 恋(読売ジャイアンツ)
■2015年卒・酒井 祐弥(中京大)・土居 弘洋(関西大)
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