iPhoneで歯の健康リスクを調べられる デンタルりんご「Dentapple」とは何か?

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「りんごをかじって、歯茎から血が出ないこと」は、昔から健康な歯の象徴とされてきた。
りんごが歯に与える固さが適度であることが、その由縁だ。

そんな「りんごの固さ」を逆手に取った、面白く健康的な取り組みがあるのをご存じだろうか。

長野県松本市の「松本りんご協会」が、実際にりんごをかじったときの歯や歯茎の痛み、出血などで、歯の健康状態がわかるデジタルりんご「Dentapple」(デンタプル)の販売を2015年11月8日(“いい歯の日”)より開始したのだ。

「松本りんご協会」は、長野県産りんごの活性化を目的として長野県松本市のりんご農園の有志により設立された協会だ。
開始した。

■手軽に歯の健康リスクを調べられる
「Dentapple」は、手軽に歯の健康リスクを調べられるデンタルりんご。スマートフォンを通じて、りんごをかじったときの歯の状態を応えていくことで、現在の歯の健康状態をテストできるという。
公式サイト、旬八青果店(一部店舗を除く、都内8店舗)から購入できる。価格は200円(税込)。

さて、このデジタルりんご「Dentapple」の使い方は次のとおり。
1. Web、及び店頭で「Dentapple」を購入
2. スマホアプリのナビに従い、りんごをかじる
3. かじったときの歯の状態をたしかめ、質問に答える
4. 歯科衛生士から、歯の診断結果が送られる


テストを行うと、歯科衛生士からのフィードバックが1日以内にプッシュ通知で届く仕組みだ。
具体的には、「歯周病リスク」「虫歯リスク」「顎関節症リスク」の歯の健康リスクに関する判定と、テスト結果を踏まえた歯科衛生士からのコメントを受け取れる。

スマホアプリは、現在地から近い歯医者さんを探したり、Myカルテとして診断結果を蓄積したりする機能も備えているので、そのまま歯医者さんに駆け込むことだってできる。

日常生活を送れる「健康寿命」が注目されている中、多忙な中で健康を追い求める現代人にとって、歯は命と言っても過言ではない。「Dentapple」は歯の健康リスクを判断するものであり、実際の歯の診断を行うものではないが、自分の歯の状態を知る、ひとつの目安にはなるだろう。

松本りんご協会 デンタルりんご「Dentapple」


ITライフハック 関口哲司