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●Huawei Watchでできること
ファーウェイ・ジャパンは1日、スマートウォッチ「Huawei Watch」を発表した。Android Wearを搭載した製品で、10月16日より順次発売する。市場想定売価は税別(以下同)45,800円から。本稿では、都内で開催された製品説明会の模様をお伝えする。

○Huawei Watchでは何ができるの?

Huawei Watchは、ファーウェイ初となるスマートウォッチ。スマートフォンと連携することで電話、SMS、インスタントメッセージ、Eメールの着信通知を受信できる。Googleの提供する音声検索、Googleマップにも対応。スマホのカメラをリモートで操作できるほか、心拍数の測定も可能だ。また、アプリストアにアップされているサードパーティ製アプリをインストールすることで機能の拡張を行える。対応OSはAndroid 4.3以降、およびiOS 8.2以降。

1.4インチのタッチスクリーンに対応した有機EL円形ディスプレイ(400×400ピクセル、286ppi)を搭載。ハイコントラスト比は10,000:1で、同社では「現在販売されているGoogle Android Wearのスマートウォッチの中では最も鮮明」とアピールする。300mAhのバッテリーを搭載しており、約75分の充電で1.5日間使用できるという。

2時の方向に竜頭を配置。ベルトは4種類を用意している。男性の腕時計で一般的な直径42mmを採用しているため、市販のベルトに付け替えることも容易だという。

●時計らしい時計を目指す
○ファッション性を高めたスマートウォッチに

記者説明会には、同社の端末総括本部の平山広道氏が登壇。製品の詳細について説明した。その冒頭、同氏は「これまでのスマートウォッチは、テクノロジー寄り、ギーク向けだった。その結果、どうやって使えば良いのか、というようなネガティブなイメージが先行しており、市場は活性化していない。そこで、Huawei Watchはファッション性を高め、時計らしい時計を目指していく」と宣言。具体的には、ブランド時計の販売戦略にならいイタリア、フランスなどの都市でファッションショーと絡めて露出させたり、VOGUE、GQといったファッション雑誌とタイアップを行っていくという。

Huawei Watchは径42mmのフル円形ディスプレイを搭載、ディスプレイの占有率は72%に上る。平山氏は「アナログ時計に近い、洗練されたデザインを実現した。液晶とフレームのベゼルは0.6mmとなっており、白い画面を映しても見た目に違和感がない」と解説。素材にサファイアクリスタルを採用した理由については「世界で2番目に傷がつきにくい素材。透明性が高く、タッチパネルも滑らかに操作できる」と話した。

このほか同氏は「Google Wearを搭載したことで、多くの対応アプリを利用できる。Google Nowや、音声認識による簡単検索も利用可能。4GBのストレージを内蔵しているので、Bluetoothヘッドセットと連携して音楽を楽しむこともできる。Wi-Fi搭載により、製品から直接アップデートが可能」と解説。最後に「iPhoneでもつながるHuawei Watchを是非、ご利用いただきたい」とまとめた。

●価格はモデルごとに異なる
○価格は45,800円から

販売価格、および販路についてはデバイス・プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏が説明した。Huawei Watchは、バンドの異なる4タイプで展開する。価格は、シルバー(バンドはブラックレザー)の「W1 Classic learther」が市場想定売価45,800円、シルバー(バンドはメタル)の「W1 Classic Stainless」が同51,800円。

ブラックの「W1 Active」が同57,800円、ゴールドの「W1 Elite」が同81,800円。発売日は10月16日(W1 Eliteのみ11月中旬)で、ビックカメラグループ、ヨドバシカメラの一部店舗、ファーウェイ公式オンラインストア「Vモール」楽天市場店、Amazon.co.jpなどで販売される。

ファッション性を高め、時計らしい時計を目指していくというHuawei Watch。製品説明会では、ファッションモデルによるファッションショーさながらの演出も行われた。

(近藤謙太郎)