希のケーキが貧乏臭くなってる!「まれ」146話

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朝ドラ「まれ」(NHK 月〜土 朝8時〜)9月15日(火)放送。第25週「秒読みコンクールケーキ」第146話より。脚本:篠崎絵里子(崎の大は立) 演出: 一木正恵


【146話は、こんな話】
大悟(小日向文世)が勝手に、希(土屋太鳳)の世界パティシエコンテスト出場を決めてしまう。とても権威あるコンテストに怖じ気づく希だったが、挑戦することを決意、2ヶ月後の決戦に向けて準備を開始した。

今日の、つっこ「まれ」


希が大悟に見せたケーキ、貧乏臭くなってる・・・。もっといろいろフランス語名前のケーキつくってたのに・・・。なぜ、マルジョレーヌを見せないの? 
というツッコミ率は視聴率以上に気になりますが、TwitterやブログなどSNS をスタッフが見ながら、「反応してる反応してる」って、視聴率が高いことよりも喜んでいたりしないですよね・・・。

今日の、家族


いやいや、引っ張りますねー。
なかなか帰ってこない徹(大泉洋)。
代わって、思わせぶりにやってくるのは、浅井(鈴木拓)→大悟(小日向文世)→そして、大輔(柳楽優弥)。
浅井は完全に前座扱いで、大悟は希に重要な示唆を与え、大輔もたぶん、重要な何かをもたらすに違いありません。
146話は、「家族」について考えさせる回。
希のケーキが家族によって豊かになっていると感じた大悟。彼もまた、先妻が亡くなって何もできなくなったブランクを、いまの家族に救われ、家族が「世界一」を信じてくれたからやってこられたのだと回想します。徹の「世界一になれよ!!」のメモに反応したわけはここにあったんですね。
希も、双子が自分の原動力と再認識。どんなに仕事が大変でも、1時間は子供と過ごす時間をもち、お味噌汁をつくることを課します。家族を維持するためにはこういう思いやりに基づいたルールを取り決めることが大事なのですね。
このように家族を大切にするにつけ、希は、長らく不在の徹のことがわからなくなっていきます。なぜ、家族を置きざりにして、こんなにも長く(8年)いなくなっているのかと。
徹、登場の花道が着々と築かれております。早く戻って来て!

もひとつ、今日の、つっこ「まれ」


深夜にお店の厨房に行き(お店は朝市のはずれにある設定だから自宅から車か自転車などで行ってるの?)、コンクールの準備をはじめた希が、朝方疲れて眠ってしまっていると、大輔が傍にいて・・・。希、戸締まりちゃんとして!! それとも能登は犯罪がないのどかな場所なの???
・・・と思ったら、147話の冒頭で、種明かしされてました。ぎゃふん。

もふたつ、今日の、つっこ「まれ」


紺谷博之(板尾創路)がいよいよ市長選にうって出ることに。
「うさんくさい」「眼が笑ってない」と若い娘さん(沙耶のことです)に指摘されてしまうほど、いやなやつ度が進化しているようです。圭太とはもうずっと確執が続いていて・・・。このひとも、大悟と並び、情のある部分と冷徹な部分とがごちゃ混ぜの代表格ですが、最後にもう一回、いいとこ見せてほしいです。
(木俣冬)

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いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))