キュアドリーム「私たち初期プリキュア?」キュアピーチ「フレッシュは中間管理職?」「プリキュア祭」レポ

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8月29日に行われた「プリキュア祭! 〜Max Splash GoGo フレッシュでGo!〜」。このイベントは「プリキュア」の映画初期6作品のブルーレイ購入者を対象としたもので、なおかつ抽選で選ばれたウルトラハッピーなファンが参加している。


五條真由美&うちやえゆかミニライブ


ミニライブがスタート。五條真由美による「DANZEN!ふたりはプリキュア Ver.MaxHeart」。五條が歌いだした瞬間、会場中にぱーっと「プリキュアの空気」が満ちていく。
続いてうちやえゆかの「まかせて★スプラッシュ☆スター★」、ファンのかけごえはバッチリ。サイリウムの光も! さすがです。



3曲目は五條とうちやえ2人による「ガンバランスdeダンス」! 2人で歌うのは「Splash☆Star」放映後のイベントぶり。
うちやえ「1人で歌うより、2人の方がいい。今回、練習しながら五條さんを想像して、私ちょっと感動してました」

10年選手になる「プリキュア」シリーズも、五條やうちやえが参加したときにはまだ「走り出したばかりの作品」。
五條「最初は『プリキュア』という言葉が通じなかった。でも今はこんなに、女の子向けの作品ってすぐ……男の子向けでもありますけど(笑)……わかってもらえるような作品に成長してますよね」
うちやえ「姪っ子がキュアブラックが大好きで、『女の子でブラックなんだ! 楽しそうだね』というのが初めての印象。ボーカルアルバムで参加できて嬉しかったです。加速度的にファンが増えていくのを見てました」
たくさんの歌手が参加し、「音楽」という方面からも支えているこのシリーズ。プリキュアの歌手陣はみんなが仲がいいのだそう。
うちやえ「私が新たに加わったときに、五條さんが心も何もオープンにしてくれた。その空気が続いているんじゃないでしょうか。五條さんには感謝申し上げます。改めてそう思います、時々」
五條「時々!?(笑)」


三瓶由布子&沖佳苗が選んだ「ベストシーン」は?


プリキュアの世界を彩る「声」。「Yes!プリキュア5」キュアドリーム/夢原のぞみ役の三瓶由布子と、「フレッシュプリキュア!」キュアピーチ/桃園ラブ役の沖佳苗が登壇したトークコーナー。
三瓶「自分たちの担当しているシリーズが終わっても、終わったという感覚がないんですよ」
沖「春のオールスター映画でみんなと会っても、『久しぶり!』というよりも『帰ってきた……』という感じですよね」
三瓶「こんなにシリーズが続いているのがすごいこと! プリキュアの人数もどんどん増えた。昔は『AKBやハロプロに追いつけ追い越せ!』と冗談で言っていたくらいだったのに(笑)」
沖「今年は41人になりましたね!」


2人が選んだ映画の「ベストシーン」が紹介される。
三瓶が選んだのは「映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」から、ダークプリキュアに追い詰められたプリキュアたちが、自分を乗り越えていくシーン。
三瓶「ベストを選ぶのはすごく難しかった! ボケで選んでいいのか……(笑)。このシーンはいちばん『プリキュア』っぽいかなと。言葉も素敵だし、戦いのシーンも女子が出すような音じゃなくてカッコイイ!」
沖は「映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」から、呆然としたキュアピーチがキュアベリーのビンタで諭されるシーンをチョイス。
沖「フレッシュは拳でぶつかりあう。『プリキュア』は毎年大切なものは変わらないけど、1年ずつパーティーの個性が出てますよね」
三瓶「『プリキュア』シリーズ通してのみんなの共通点は……『プリキュアであること』。普通の女の子たちが、何か守りたいとか、強い想いがあるということは続いているけど、それ以外はみんなバラバラだよね」
沖「そういうバラバラな人たちが、力を合わせるから素敵なんだと思います」

理屈ではなく感性の「プリキュア」シリーズ


休憩を挟み、イベントは後半戦へ。磯部花凜が「MiracleGo!プリンセスプリキュア」と「夢は未来への道」を歌い上げる。
礒部はかなり緊張気味。
礒部「『Go!プリンセスプリキュア』は胸をいっぱいにしながら見てます。私もプリンセスになりたかったので、はるかをすごく近く感じます」


初代から「Yes!プリキュア5」シリーズまでのプロデューサー鷲尾天、そして「Go!プリンセスプリキュア」のプロデューサーの神木優が登壇し、礒部を囲んでシリーズについての真剣な話へ。
神木「『Go!プリンセスプリキュア』は、自分の心が動くかどうかを重視してやっています。『昨年はこうだった』とか『数字はこうだった』とか、理屈を使いたくなるんですけど、かわいいかどうか、ときめくかどうかを大事にしてます」
礒部「それ、すごく伝わってます!」
鷲尾「私が大事にしていていたことも同じです。たとえ根拠や理屈がなくても、『これがかわいい』と思った瞬間の感覚を大事にするということが大切なんです」

「Go!プリンセスプリキュア」には、理屈じゃないかわいさが詰め込まれている。
鷲尾「実は、モチーフをストレートにタイトルにつけているのは初めて。『プリンセス』というテーマを体現したキャラや作品に真剣にチャレンジしていて、すばらしいことだなと思います」
神木「田中裕太監督は、もともとやわらかくてやさしい演出が得意。その中で、1話ずつ『これを伝えたい!』というテーマを持っている。シリーズ全体としては、キャラを成長させようと考えています。1話のはるかと最新話のはるかはちょっとずつ違っている。はるかの成長を毎週欠かさず見てくださいね!」

プリキュアは続くよどこまでも


五條やうちやえ、三瓶や沖が再び登壇。
三瓶「個人的には、私たちが『初期プリキュア』というくくりになるのが不思議な感じ」
沖「私たち中間管理職ですよ! 『Yes!プリキュア5GoGo!』までが初期のイメージ。鷲尾期、梅澤期……みたいな感じですね!」
鷲尾「そんな、ジュラ紀に恐竜誕生みたいな……」
沖「プリキュア誕生!」
鷲尾「今、うまいこと言ったと思ったでしょ?!」
沖「えへへ〜」

最後に、五條・うちやえ・礒部による「MiracleGo!プリンセスプリキュア」! めちゃくちゃレア!


音楽も、声も、制作陣も、常に全力投球な「プリキュア」シリーズ。
10月31日には、シリーズ初の三本立て「映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」が上映される。
三瓶「これからも、応援すること、けってーい!」

(青柳美帆子)