かもめんたるが予選1回戦に登場。松本人志の言葉から再びキングを目指す「キングオブコント2015」
「僕らは、今年もう一度、キングを取ろうと思って出場することにしました」(かもめんたる:う大)
プロ・アマ・芸歴問わずコント日本一を決めるキングオブコント2015。7月6日から全国で予選1回戦が開催されている。
7月29日、新宿シアターブラッツにて行われた予選1回戦には、2013年キングのかもめんたるの姿があった。今年7年目を迎えるキングオブコント。優勝経験者が再び挑戦するのは、かもめんたるが初だ。
去年のキングオブコント本番直前に、松本人志にかけられた言葉がきっかけだった。
う大「松本さんに挨拶したら『君ら今年出ぇへんかったん?』って言われて。あ、出ていいんだって思ったんですよ。じゃぁ来年出ます、って。松本さんは覚えてないと思うんですけど」
槙尾「僕ら的には衝撃でした。出ていいんだって」
う大「ちゃんとしっかり、1回戦からなんだなぁって。厳しいなぁと思いましたけども」
キングオブコントの予選にはシード権があり、昨年の準決勝進出者は1回戦が免除になる。
かもめんたるは2013年王者であり、昨年は不参加。キングと言えど今年は1回戦からの参加になる。エントリー料2,000円もしっかり払った。一度頂点に立ったものの、また最初からのスタートである。
う大「いやなんか、人生だなぁ、と思って」
槙尾「また戻ってくると思ってなかったんで」
優勝賞金1,000万円は2014年1月にちゃんと振り込まれたそう。1,000万がもう無くなったから再挑戦を? と聞かれると「それもありますねぇ」と本気とも冗談ともとれる顔で答えるう大。
う大「アルバイトも辞めて、お笑いをプロとしてやっていくことはできたんですけど、ま、だんだんそれも、ね、なくなって……。もう1回ジャンプしないといけないとこにきたので、再度、トライということで」
今日の出来については「僕たちはたぶん受かりました」(う大)と豪語。「100m9秒台は出せた」とキングゆえの余裕を見せつつ、「万全ではなかったんですが、まぁ大丈夫かなぁ、と」と少し不安ものぞかせる。
この日は、予選1回戦初日に参戦を表明していた二代目・三波伸介率いる「まんてんトリオ」も出場した(※「キングオブコント 2015」予選1回戦スタート。1回戦の鍵を握る困難「2分の壁」を観てきた - エキレビ!)
予選1回戦のネタ時間は2分。長尺の舞台を主戦場としているため、ネタ選びには苦労したそう。「35年前のキャバレーのネタです。2分ってこれしか思いつかなくて。短いのにこいつらセリフ覚えないの」という三波のツッコミに、プロレスラーでもあるシライは「頭打ってるから」。浅草仕込みの武術コントを展開し、往年のユートピアを彷彿とさせるゴムパッチンも披露した。
また、2組の「住みますアジア芸人」も参戦。今年の4月より、”笑いのアンバサダー”としてアジア各地に移住している「住みますアジア芸人」が、現地の相方を引き連れてネタを披露した。
マレーシアに移住したピン芸人・エスディーきんじょうは、サイフルとザックの巨漢2人とトリオで登場。2人とも現地ではミュージシャンやコメディアンをしており、日本語もペラペラ。マレーシアにもキングオブコントみたいな賞レースがあり、なんと賞金が9,000万円だそう。そっちに照準を合わせたほうがいいような……?
インドネシアに移住したトリオ「ザ・スリー」は、インドネシア人のドドアンを加えて4人組に。インドネシアではショッピングセンターでネタを披露しているそう。今回のネタはキングオブコント用に作ったので「日本語でネタをやるのがホント久しぶり」(ザ・スリー:浦)の状態。ドドアンはなぜ記者会見が開かれてるのかわからず、サイフルに通訳されて「スゴイ」と一言だけ漏らした。
この日は朝11時からぶっ通しで102組の芸人がネタを披露した。シアターブラッツの近くにある花園西公園では、ネタを練習している芸人たちの姿もありました。
予選の結果は既に出ており、公式サイトで確認できる。合格者は102組中7組のみ。果たして、キングは、ベテランは、アジア芸人は、1回戦を突破することができたのか。
予選1回戦は8月2日まで行われる。2回戦は8月12日から東京・大阪で、準決勝は8月27,28日に赤坂BLITZで開催。決勝はTBS系列で生放送される予定だ。
(井上マサキ)
プロ・アマ・芸歴問わずコント日本一を決めるキングオブコント2015。7月6日から全国で予選1回戦が開催されている。
7月29日、新宿シアターブラッツにて行われた予選1回戦には、2013年キングのかもめんたるの姿があった。今年7年目を迎えるキングオブコント。優勝経験者が再び挑戦するのは、かもめんたるが初だ。
う大「人生だなぁ、と思って」
去年のキングオブコント本番直前に、松本人志にかけられた言葉がきっかけだった。
う大「松本さんに挨拶したら『君ら今年出ぇへんかったん?』って言われて。あ、出ていいんだって思ったんですよ。じゃぁ来年出ます、って。松本さんは覚えてないと思うんですけど」
槙尾「僕ら的には衝撃でした。出ていいんだって」
う大「ちゃんとしっかり、1回戦からなんだなぁって。厳しいなぁと思いましたけども」
キングオブコントの予選にはシード権があり、昨年の準決勝進出者は1回戦が免除になる。
かもめんたるは2013年王者であり、昨年は不参加。キングと言えど今年は1回戦からの参加になる。エントリー料2,000円もしっかり払った。一度頂点に立ったものの、また最初からのスタートである。
う大「いやなんか、人生だなぁ、と思って」
槙尾「また戻ってくると思ってなかったんで」
優勝賞金1,000万円は2014年1月にちゃんと振り込まれたそう。1,000万がもう無くなったから再挑戦を? と聞かれると「それもありますねぇ」と本気とも冗談ともとれる顔で答えるう大。
う大「アルバイトも辞めて、お笑いをプロとしてやっていくことはできたんですけど、ま、だんだんそれも、ね、なくなって……。もう1回ジャンプしないといけないとこにきたので、再度、トライということで」
今日の出来については「僕たちはたぶん受かりました」(う大)と豪語。「100m9秒台は出せた」とキングゆえの余裕を見せつつ、「万全ではなかったんですが、まぁ大丈夫かなぁ、と」と少し不安ものぞかせる。
「35年前のキャバレーのネタです」
この日は、予選1回戦初日に参戦を表明していた二代目・三波伸介率いる「まんてんトリオ」も出場した(※「キングオブコント 2015」予選1回戦スタート。1回戦の鍵を握る困難「2分の壁」を観てきた - エキレビ!)
予選1回戦のネタ時間は2分。長尺の舞台を主戦場としているため、ネタ選びには苦労したそう。「35年前のキャバレーのネタです。2分ってこれしか思いつかなくて。短いのにこいつらセリフ覚えないの」という三波のツッコミに、プロレスラーでもあるシライは「頭打ってるから」。浅草仕込みの武術コントを展開し、往年のユートピアを彷彿とさせるゴムパッチンも披露した。
「日本語でネタをやるのが久しぶりで」
また、2組の「住みますアジア芸人」も参戦。今年の4月より、”笑いのアンバサダー”としてアジア各地に移住している「住みますアジア芸人」が、現地の相方を引き連れてネタを披露した。
マレーシアに移住したピン芸人・エスディーきんじょうは、サイフルとザックの巨漢2人とトリオで登場。2人とも現地ではミュージシャンやコメディアンをしており、日本語もペラペラ。マレーシアにもキングオブコントみたいな賞レースがあり、なんと賞金が9,000万円だそう。そっちに照準を合わせたほうがいいような……?
インドネシアに移住したトリオ「ザ・スリー」は、インドネシア人のドドアンを加えて4人組に。インドネシアではショッピングセンターでネタを披露しているそう。今回のネタはキングオブコント用に作ったので「日本語でネタをやるのがホント久しぶり」(ザ・スリー:浦)の状態。ドドアンはなぜ記者会見が開かれてるのかわからず、サイフルに通訳されて「スゴイ」と一言だけ漏らした。
まもなく予選1回戦が終了
この日は朝11時からぶっ通しで102組の芸人がネタを披露した。シアターブラッツの近くにある花園西公園では、ネタを練習している芸人たちの姿もありました。
予選の結果は既に出ており、公式サイトで確認できる。合格者は102組中7組のみ。果たして、キングは、ベテランは、アジア芸人は、1回戦を突破することができたのか。
予選1回戦は8月2日まで行われる。2回戦は8月12日から東京・大阪で、準決勝は8月27,28日に赤坂BLITZで開催。決勝はTBS系列で生放送される予定だ。
(井上マサキ)